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【 津波の後の姉妹都市 】第2回

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「太平洋を隔てた遥か遠くの町の人々が、東日本大震災の被災地を助けるために立ち上がる」


アメリカCBSニュース 10月2日

海はかつて、ケンさんから大切なものを奪いました。
2歳の時、ケンさんの父は大槌町の沖合で漁船事故のため死亡しました。彼は少年時代、父親の姿を求めてじっと海を見つめることがありました。

彼はいつもその海の反対側に、何があるのか想像をめぐらせていました。
彼は大きくなったとき、彼は世界地図を取り出すと、太平洋の上を指でなぞっていきました。すると、カリフォルニア州フォートブラッグの町にたどりついたのです。
カリフォルニア州フォート・ブラッグ

佐々木「海を越えてまっすぐ行ったところに、フォートブラッグの町があったのです。」
サイモン「直線上に?」
佐々木「その通りです。」
サイモン「いままでフォートブラッグの名前は聞いたことがありましたか?」
佐々木「いいえ、カリフォルニアと言えば、サンフランシスコぐらいしか聞いたことはありませんでした。そしてその後、フォートブラッグとは一 体どんなところか、調べてみたんです。」
サイモン「何かわかりましたか?」
佐々木「世界最大の鮭のバーベキュー。」
サイモン「世界最大の鮭のバーベキューですって?」
佐々木「そのとおりですよ。」
サイモン「それはまた変わった分類ですね。」
佐々木「ご存かもしれませんが、この町も鮭に関する長い歴史があるんです。」
サイモン「太平洋を隔てた2つの鮭の町。」
佐々木「そうですね、なんだかいい感じですね。」

ケンさんはカリフォルニア州フォートブラッグについて、詳しく知りたいと思いました。そこで彼は1997年に、彼は大槌町で開催される海に関するイベントに市長を招こうと、フォートブラッグの市役所にファックスを送りました。
驚いたことに、市長は『OK!』という返事を送ってきたのです。

それが美しい友情の始まりでした。
2つの鮭の町は、プログラムの交換を始めました。
10年間に渡り、人々が太平洋上を行き来したのです。
大槌町への最後の訪問のとき、すべての催しが中止になるちょうど5か月前、フォートブラッグか らやってきた人々のためのお別れパーティが観光船の中で開催されました。

サイモン「津波が襲った後、フォートブラッグから何かメッセージはありましたか?」
佐々木「たくさんの方々から、ほんとうにたくさんの電子メールを受け取りました。私は泣いてしまいました、わかりますか、この気持ち?」
サイモン「泣いてしまったんですね。」

佐々木「ええ、私はフォートブラッグのたくさんの友人から多くのメッセージを受け取り、とても幸せな気分になりました。」

そうした友人の一人にシャロン・デイヴィスがいました。
私たちの招待に応え、彼女は大槌町に戻ってきました。
彼女はそこで彼女を待ち受けるものが何かを知っていた、と語りました。

デイビス「私は写真も見たし、映像も見ましたが、現実はもっともっとひどいものです。」

彼女は特にケンさんのこと、初めて大槌町とフォートブラッグを結びつけた男性のことが心配でした。

デイビス「ケンさん、あなたに会えて本当によかったわ。あなたの大切なギター、全部無くなってしまったこと、知ってるわよ。」
佐々木「仕方ないよ。」


昨年、シャロンは、交流プログラムの一環として、カリフォルニア州の自宅に2人の大槌町の学生、さと子とななを招待・世話をしました。
彼女たちは津波を生き延び、シャロンが町にやってきたことを聞き、学校にもやって来ることを知りました。

さと子とななはそわそわしながら、そして笑いさざめきながら待っています。そしてやってきたシャロンと大きな抱擁を交わしました。

デイビス「太陽が雲間から顔をのぞかせたようでした。すばらしいわ。」
サイモン「彼女たちは大丈夫ですか?」
デイビス「彼女たちは、さと子とななは大丈夫です。彼女たちは強い女の子です。少女でしかない彼女たちがどれほどの困難を克服してきたか、それを考えると私は驚くほかありません。」

シャロンは、バックフォートブラッグ、カリフォルニア州の子供たちからの数えきれないほどの手紙を携えてきました。

しかし、再会のいくつかは厳しいものでした。大槌町の教育長はシャロンと会って微笑もうと努力しましたが、顔が引きつり、結局できませんでした。

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