ホーム » アーカイブ
[その運営において人権と環境を冒涜する姿を暴露され、身を隠そうとうろたえる各国企業]
ザ・インデペンダント(英国)1月22日
東京電力「我々がつくり出したもの、それは我々の手には負えないもの」
もちろん作ったのは東京電力ではなく、『市民の目』賞運営委員会。
世界でも有数の巨大企業のうちの6社が、彼らが決して欲しくない、と思っている賞を受賞する道を走らされています。
今週金曜日(1月27日)、この中から2社が今年度の『環境と人権の冒涜者(社)』として選ばれる予定です。
6社の名前が候補に挙がっています – 最終的に1社は一般市民からの投票により選ばれ、もう1社はこの『市民の目』賞を運営するグリーンピース、そしてスイスにある経済活動監視グループ『ベルン宣言』によって選出され、2011年度の世界最悪の企業が決定します。
バークレイズ・キャピタル(英国)は「疑いなく最も成長が著しい世界規模の食糧投機家」であり「飢餓と貧困を生み出した、相場の暴騰・急落に貢献した」企業として。
サムスン電子は、禁止されている有毒物質から工場労働者を保護することを怠った、とする申し立てにより候補に挙げられました。
そしてもう一社ノミネートされているのが、福島第一原発の運営会社・日本の東京電力です。
東京電力はコスト削減のため、安全性を犠牲にした 「未必の故意(危険性を認識していながら、予防措置を怠ること)」に問われています。
スイスの巨大農薬会社のシンジェンタは、ヨーロッパで禁止されている農薬、パラコートを新興国で売りさばきました。
アメリカの鉱山会社フリーポートマクモランは、西パプアで「自然環境と人権に配慮することなく」最大規模の金と銅の採掘を行った、との申立てによってリストに加えられました。
アマゾン川に「壊滅的影響を与える恐れがある」巨大ダム建設に関わっているブラジルのコングロマリット、ベールもリストに入っています。
このノミネートに対する感想を求められ、半数の会社だけが回答しました。
サムスンは、自社の労働者の健康管理について「真剣な取り組みを行う」と回答しました。
バークレイズ・キャピタルは広報担当者が回答しました。
「私たちは世界中の顧客の仲介を行っているだけです。考慮にすべき数の調査結果が、投資資金の流れは一次産品価格にほとんど、あるいはまったく影響を与えていないことを証明しています。食料品価格の決定要因は複雑であり、多岐にわたっています。」
どのような結果になるにせよ、どの社も受賞をめざして積極的に何かをするようことは、まず無いと思われます。
http://www.independent.co.uk/environment/firms-squirm-at-shame-of-exposure-over-human-rights-and-environmental-contempt-6292852.html?origin=internalSearch
+ – + – + – + – + – + – + – + – + – +
今日はいよいよ、「市民の目」賞の発表です。
この原稿がアップされる頃には、もう発表されているかもしれません。
この記事を見ていて思い出したのは、昨年有名になった「ウォールストリートの抗議する人々」が度々叫んでいた
「Shame on you !」(恥を知れ!)
というシュプレヒコールでした。
皆さん、2011年度の世界最悪の企業「市民の目大賞」受賞企業については、27日金曜日、午前11時以降下記URLよりご確認ください。
http://www.publiceye.ch/en/vote/
皆さんがお考えの企業は「受賞」する事になるでしょうか?
追補 ※「市民の目大賞」受賞企業の発表が遅れているようです。下記の記事に記載されている事実が原因かもしれません。
http://financegreenwatch.org/jp/?p=7226
+ – + – + – + – + – + – + – + – + – +
【 太陽の大規模爆発が発生、放射線が地球を直撃 】 〈後編〉
アメリカCBS放送(動画はNBC放送) 2012年1月24日
Visit msnbc.com for breaking news, world news, and news about the economy