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【 新たなる太陽光発電ムーヴメント、今や目前に 】

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所要時間 約 7分

アメリカ・シティバンク・グループが、長期に株式を保有するエネルギー企業とは?
急速に後退する『電力会社から電気を買う』という常識

米国CNBC(NBCケーブルテレビ) / エネルギー最新事情(旧アメリカAOLエナジー) 5月9日

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すでに多くの投資家は太陽光発電分野へ投資していた資金を回収しました。
しかし、あるのアナリストによれば、太陽光発電分野における次の劇的展開が始まろうとしています。

「もう一度ブームがやって来るでしょう。」

シティグループ投資部門の調査・分析部門の責任者であるジェイソン・チャネル氏が、CNBCの取材に対し、対抗発電設備の建設ブームが一段落した後にやって来る、新たな動きについてこう語りました。

「次なるブームは蓄電の(電気をためる)分野で始まるものと見ています。そしてそれは私たちが今、最も注目しているテーマのひとつです。」

そもそもの太陽光発電ブームは政府の補助金が起爆剤となって始まったもので、財政再建が焦眉の急となった今は、太陽光発電システムの新たな建設は鈍っています。

実はチャネル氏は2014年の太陽光発電システムの成長が17%に達するものと予想していますが、その前年となる2013年は、全世界的でほぼ5%程度の成長になると見ています。

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しかし現在は未だ需要に対し、設備が供給過剰の状態にあるとチャネル氏は語っています。
かつてアメリカの太陽光発電事業は40%から50%という高いリターンを実現し、多くの資本を集めましたが、最終的にその製造事業はアジアに持って行かれてしまいました。

アジアの低コストの製造設備企業との価格競争に敗れ、アメリカとヨーロッパの企業は自分たちにとってもっと有利な分野が無いかどうか、再検討を迫られています。

「現在確認できているのは、米国企業は今や機器の製造や設置よりも、プロジェクト開発の方へと重心を移しつつあるという事です。現時点ではその方が投資回収率が高くなるからです。」
チャネル氏はこう語りました。

例えばファースト・ソーラー社は太陽光発電所の建設を行っていますが、その投資回収率は「まだきわめて高いものです。」
同社は5月の第2週、第一四半期の利益が52%上昇し、7億5500万ドルの経常利益を確保したことを発表しました。

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チャネル氏によれば、今年2013年の始まりにウォーレン・バフェットが率いるミッドアメリカン・エナジー・ホーディングスは、カリフォルニア州で2つの太陽光発電所開発計画に20億ドル以上の投資を行ない、この分野の魅力がまだまだ高いことを印象付づけました。

しかしチャネル氏は、現在ドイツが耐用年数の高さから、再生可能エネルギー分野における太陽光発電システムの比重が高まっていることを受け、彼の主な投資先は蓄電の分野が中心になるだろうと語りました。

チャネル氏はなぜシティバンク・グループが、ドイツの電力会社の収益性について警告を続けてきたのか、その理由を明らかにしました。
「ドイツ国内では、もはや電力会社から電気を買うという考え方が、退行を続けています。つまり電力会社に対する需要が低下を続けているのです。」

これまで蓄電池の開発を主に手掛けてきたのは、電気自動車やハイブリッド自動車のためのバッテリーを製造する企業でした。
それが現在は、アジアの技術系の企業が、太陽光発電の分野で蓄電池の開発に力を注ぎ始めていることを確認しています。

シティバンク・グループが長期保管目的で投資を行なっているのは、リニューワブル・エナジー(再生可能エネルギー)社、サンパワー社、そしてGCL工学エネルギー社の3社です。

http://breakingenergy.com/2013/05/09/the-next-solar-power-boom-is-coming-analyst/
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この『エネルギー最新事情』( http://breakingenergy.com/ )というメディアは、主に投資家のためにアメリカの最新エネルギー事情について伝えるメディアです。
言い換えれば、エネルギーについてビジネスとして割り切った観点で、その現実と将来性を観察しています。

そのようなメディアが繰り返し原子力発電を否定( http://kobajun.chips.jp/?p=11670 ほか)し、太陽光発電の未来を明るいものと見ているのは興味深いところです。

その目に、日本の首相が、福島第一原発の事故を引き起こした国の首相が自ら原子力発電のセールスマンとなって世界を飛び回っている姿はどう映っているのでしょうか?
非常に興味があります。
ぜひ一度、取り上げてほしいものです。

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【 太陽光発電飛行機、アメリカ大陸横断へ 】

アメリカNBCニュース 6月16日
(掲載されている写真は、クリックすれば大きな画像をご覧いただけます)

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着陸(写真下・以下同じ)
太陽光発電飛行機、ソーラー・インパルスHB-SIAプロトタイプが6月16日、アメリカの首都ワシントンのダレス空港に着陸しました。
ソーラー・インパルスは夜間・昼間、いずれの時間帯も飛行可能であり、シンシナティを離陸し、アメリカ大陸横断への挑戦を開始しました。
Solar 2
モバイル格納庫
ランバート・セントルイス国際空港の、急ごしらえの格納庫に入れられるソーラー・インパルス。
同空港はソーラー・インパルス到着の数日前、強力な嵐によって空港設備が損害を受け、到着したソーラー・インパルスのため、急ごしらえの格納庫が用意されました。
Solar 3
フェニックス上空
5月22日、フェニックスのスカイハーバー国際空港を飛び立ち、朝焼けの空を飛ぶソーラー・インパルス。
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素晴らしい眺め
5月3日、サンフランシスコ・ベイエリアのモフェット・フィールドからフェニックスまで飛行するソーラー・インパルス。
Solar 6
離陸
5月3日、自転車に乗った誘導員に導かれ、カリフォルニア州マウンテンビューのモフェット・フィールドから飛び立つソーラー・インパルス。
ソーラー・インパルスはスクーター・タイプ電気モーターを動力とし、ゆっくりと加速しながら時速65kmから80のものスピートで飛行します。
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Solar 7

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ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBC、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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