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新型コロナウイルス?! あなたは風邪やインフルエンザと見分けられますか? 

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所要時間 約 7分

風邪やインフルエンザと新型コロナウィルス感染症の決定的違いは何ですか?
マスクはほとんど役に立ちません・抗生物質も新型コロナウィルスにはほとんど無力です



ドイチェ・ヴェレ 2020年2月2日

 

鼻水、咳、のどの痛み、発熱等々、病気になり始めの症状はよく似ています。
そのため、その病気の原因がウイルスなのか細菌感染なのかを判断するのは困難です。

2019-nCoVとしても知られている新型コロナウイルスの症状は、第一印象では一般的な風邪やインフルエンザの症状に似ています。

 

コロナウイルス特有の症状は次のようなものです。
- 発熱
- 乾いた咳
- 息切れ
- 筋肉痛
- 倦怠感

 

次のような症状はコロナウイルスではあまり見られません。
- 多量の痰
- 頭痛
- 喀血
- 下痢



そしてコロナウイルスとは考えにくい症状が次の2つです。
- 鼻水
- 喉の痛み

鼻水とのどの痛みは、上気道感染症の典型的な症状です。
したがって、くしゃみの発作を起こしている人や鼻水をすすっている人は、インフルエンザか一般的な風邪をひいている可能性があります。

新しいコロナウイルスは特徴として下気道(下部呼吸器)に影響を与えるため、感染者のほとんどが乾いた咳、息切れ、肺炎を呈しますが、喉の痛みはありません。

 

▽ 感染初期にはほとんど症状が出ない

新型コロナウイルスに感染した人の多くは、最初は症状が現れませんでした。
ドイツ政府の疾病管理および予防機関であるロベルトコッホ研究所(RKI)によると、新しいウイルスの潜伏期間は長い場合14日間です(2月4日WHOが新型コロナウイルスの潜伏期間は最長でも10日と発表)。

自分の症状がはっきり認識できない、どの点が心配なのかわからない場合は、医師の診察を受ける必要があります。
医療専門家は、呼吸器ウイルスの有無を判断するためにサンプル分析を行うことができます。
分析によってあなた自身も医師も明快な結論を得ることができます。



▽ マスクは役に立ちますか?

ほとんど役に立ちません。
ウイルスは空中を浮遊しているわけではなく、現在のコロナウイルスは飛沫感染または接触感染によって伝染します。
したがって、感染しているまたは感染している可能性のある人に対し常に安全な距離を保つことが大切です。
重要な予防策は、石鹸とお湯で手を定期的に徹底的に洗うことです。
洗った後に手を拭く際には、使い捨てのタオルを使用することをおすすめします。

写真 : フェイスマスクはコロナウイルスの拡散を防ぐのに効果的ではありません

 

▽ インフルエンザ、それとも風邪?そこにはあまり違いはありません

医師であっても患者の診断をする際には、インフルエンザ感染のケースと風邪の違いを見分けることが困難な場合があります。

風邪をひくと、ほとんどの人はのどが腫れていたんだり、鼻水が出て咳が出ます。
これらの症状は、発熱や頭痛と同様に、数日間人を悩ませることが多く、気分も悪くなります。

それに比べて、インフルエンザは一度に襲います:インフルエンザの患者はまず頭と手足が痛み、乾いた咳が出るようになり、声がしわがれ、喉の痛みが生じ、高熱(最高41°C)になることがよくあります。
悪寒を伴い、たちまちのうちにあなたをノックアウトする可能性があります。
ベッドから起き上がることができずに、疲労感に襲われ、食欲がなく、何時間でも眠り続けることができます。



一般的な風邪は通常数日以内に終わり、ほとんどの症状は約1週間ほどで消失します。
インフルエンザはさらに長くあなたを苦しめ、少なくとも1週間は寝たきりになります。
場合によっては、再び健康を取り戻すまで数週間かかることがあります。

 

▽ 抗生物質はいつ使用すべきですか?

風邪やインフルエンザのほとんどは、抗生物質が役に立たないウイルスによって引き起こされます。

抗生物質は、細菌を殺すか成長を妨げることで体の防御機能を強化しますが、人間の代謝プロセスにとって有用な微生物の細胞壁やも攻撃します。
ペニシリンの働きを例にとると、ペニシリンは細菌の細胞壁合成を破壊します。
たくさんの穴の開いた細胞壁は、病原体が生き残ることを不可能にし、それらを文字通り破裂させます。
しかし繰り返しますが、抗生物質はバクテリアでのみ機能し、ウイルスには効果がありません。

 

▽ 抗生物質はウイルスに対してほとんど役に立たない

抗生物質は人体の免疫力の低下によって細菌が体内に入り、増殖し始める場合に意味があるものです。
このプロセスは感染を引き起こす可能性があり、場合によっては体内の臓器が回復不可能な損傷を受けます。
肺炎、扁桃炎、膀胱炎または髄膜炎は、ほとんどの場合、細菌によって引き起こされます。
したがってこうした合併症が確認されれば、抗生物質を使うことは理にかなっているのです。

 

https://www.dw.com/en/coronavirus-how-to-tell-its-not-cold-or-flu/a-52233885

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BBCの記事でもご紹介しましたが、新型コロナウィルスの最大最良の予防策は自己免疫力の強化です。

必要な食品を規則正し摂取し、食事で補うのが難しいビタミンやミネラルはサプリメントを活用します。

自己免疫力さえしっかりしていれば、新型ウィルスからガン細胞まで、体を傷つける因子を効果的に排除することが可能です。

 

あとはとにかく手洗いをひんぱんに丁寧に行うこと。

飛沫感染、接触感染の場合、最大の危険因子は汚染された自分の手です。

私たちは自分の手で何気なく目をこすったり、口や鼻に触るのは当然の行動ですが、その手に新型コロナウィルスが付いていたら悲劇です。

それでも免疫系がしっかり機能しているいる人なら大丈夫ですが、そうでなければ本当に悲劇的展開が待っています。





 

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ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBC、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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