ゴルフというのは「徹底的」に屋外のスポーツですから、「天候というものがこれほど影響するのか?! 」と思う事しばしばです。
まずはその日の天気、晴れて風がなければ機嫌良く出かけ、雨の日や風の強い日は「あーあ... 」なんて出かけます。
まあ、気はってくるとたいがい天気に関係なく、後悔の「あーあ... 」なんですけれども…
そしてゴルフ場に着くと、こんどは晴れていてもそうでなくとも風がいちばん気になります。
道具を使ってボールを飛ばすスポーツの中で、ゴルフが一番遠くまでボールを飛ばします。ドライバーという一番遠くまでボールを飛ばす事のできるゴルフクラブは、プロでだいたい300ヤード弱(約270メートル)、私たち素人の平均は200ヤード強(180メートル)。何たって私たち素人用でもこのドライバー、平均価格は6万円~8万円しますので、それなりの仕事はしてくれて当然。
この距離をまっすぐボールを飛ばすことができると、えも言われず気持ちがいいものです。
逆の場合は?
タイガーウッズがものすごい顔で悪態をつきながら、ゴルフクラブで地面をブッ叩くのをご覧になった事はありませんか?
あんな気持ちです。
ただ、私たちは彼程の技量と精神力があって失敗する訳ではないし、同伴者に不快な思いをさせるので、あの態度はご法度です。
その点、石川遼君などは失敗しても決して激した様子は見せませんので、彼は本当に立派な青年だと思います。
さて、その「まっすぐ」ですが、邪魔をするのが風。せっかくまっすぐ打てたはずなのに、ボールは風に右に左に翻弄され、場合によってはOBといって「場外、アウト!」になってしまう場合があります。
ドライバーだけでなく、ゴルフはあらゆるクラブで風の影響を受けます。
プロの大会など、地面を転がすだけのパッティングですら風を計算すると言います。
でもやっぱり雨、特に強い雨。
なんで今日はこんなに天気にこだわるのか、と言いますと、実は明日月曜日、会社をサボってゴルフの予定なのです。
ところが台風2号なんてのが近づいてきてますよね。
それが明日、宮城に大雨を降らせる可能性が出ててきています。
本当はニッポン国民なら地盤沈下域の被災地の方の事や
「台風が福島第一原発を直撃したらどうしよう…また、大量の汚染水が漏れちゃうんじゃないか?! 」
と、そっちを心配するべきなのかもしれませんが…
でも所長の吉田さん、立派な方らしいし…
小雨ならゴルフというのはできるのですが、台風となるとゴルフ場そのものが「クローズ」といって、お休みになってしまいます。
せっかく有給休暇をとったのに、台風のせいでムダになってしまう可能性が…
どうやら今回のゴルフ、始める前から「後悔」しちゃいそうです。
アメリカPGAツアーのシード選手、韓国系アメリカ人・チャーリー・ウィー選手のドライバーショットをお勉強しましょう。始めはまずクラウンプラザ・インビテーショナルの3番ウッドのティー・ショットを見ていただきます。その後「スイング・ビジョン」でドライバーショットの詳しい解説があります。カンどころは
1. スパイン・アングル(前傾姿勢)をキープしたまま、クラブをしっかり左に振って行く
2. ダウンスイングでは左ひざでしっかりパワーを受け止める
というあたりでしょうか。
3月11日東日本大震災の日、大地震が襲ったとき仙台市中心部の30階建てのビルの、まさに30階のレストランにいた30代の男性の話を聞きました。
店内のテーブルと椅子が凄まじい音を立てながら、一斉に向こう側に雪崩を打ったかと思うと、今度は一斉にこっち側へ。また向こう側へ、そしてこっち側へ。まるで映画のシーンのようですが、それが実際に起き、揺れている間ものすごく恐ろしかったそうです。
そして停電、当然エレベーターも止まってしまい、ビルの外に出たければ、階段を下りるしかありません。30階から非常階段を降りて1階まで降りるのは、想像以上につらかった、と言います。20階を過ぎたあたりですでに足がおかしくなり、でも続けて地震が来る恐怖があり、あえぎながら階段を下り続けました。地上に降り立ったときは胸は苦しいし、足がガクガクして、しばらくは動くも歩くもできなかったそうです。
このビル、実は震災後屋上にあるアンテナ部分の構造物が倒れそうになり、一時付近の道路が封鎖されました。その後、この構造物を取り除く事ができましたが、内部の損傷がひどくテナントで出て行くところが多く、持ち主の生命保険会社は解体の検討を始めたとか。
高層ビルと言えばニューヨーク。
東海岸のニューヨークには高層ビルが林立していますが、日本に高層ビルを建てた日本人がこの様子を意識していない、と考える方が不自然です。
でも、ちょっと待ってください。
実はニューヨークなどの東海岸はまず地震が来ない場所なのです。ニューヨークのアメリカ人に直接聞いたのですが、一度震度3の地震がきたときには、経験したことが無く、心臓が止まりそうなくらい怖かったそうです。
震度3など『地震国日本』の住民としては、怖くも何ともないレベルですよね。
それだけ地震が少ない場所なので、高層ビルをどんどん建てても合理性に欠ける事は無いのでしょう。
一方、西海岸にあるロス・アンジェルスは大地震に見舞われた事があり、南側地続きのメキシコも地震が多い国です。
Googleの画像検索を使って、ロス・アンジェルスとニューヨークの街を比べて見てください。
ニューヨークには数えきれない程高層ビルが建ち並んでいますが、ロス・アンジェルスの方は中心部に10内外の超高層ビルがありますが、他は見事な程低層の建物がびっしり。
無理はしてない感じです。
ひるがえって我が日本、世界有数の火山国・地震国であるにも関わらず、なぜこれほど高いビルを建てる事が好きなのでしょう?
プライド?
東京スカイツリーなどは、超高層ビル建設ラッシュの続く中国・上海を明らかに意識していると思われます。
「国の勢いでは遅れを取ってしまったけど、こういう技術ではまだまだ日本の方が上なんだぞ。」
その気持ち、解ります。
耐震、免震技術なんてのは世界一なんでしょうから...
でも色々な学説・情報を整理すると、東日本大震災の影響により、以下の3カ所の大地震の危険性が高まっているようです。
1. 青森県八戸沖
2. 宮城県東方沖(東北太平洋沖地震よりさらに沖合)
3. 福島・茨城沖
そして、首都直下型、東南海など、地震のリスクに事欠かないのが日本。
地震の瞬間、高層ビルを見上げていた人の話を聞きましたが、「折れるかと思った!」そうです。
アメリカの9.11同時多発テロでは、世界貿易センタービルが崩壊する前に脱出できなかった人々が犠牲になりました。
個人的な意見になってしまいますが、もう高層ビルにはしばらく上らなくていい、というのが正直なところ。
私が育った昭和30年代、40年代。
町で一番高いのは銭湯の煙突、なんて時代が今、たまらなく懐かしく思い出されます。
twitter
蒲生を再訪した日はとにかく晴れていました。
仙台の夏は例年三陸沖から冷たい「やませ(夏に農作物に冷害をもたらす事から『病ませ』の意味だという説があります)」という風が吹き込むため、「夏の仙台というのは、街全体に冷房がかかっているようだ」と、瀬戸内海沿岸に暮らすある人が言ってました。
人生とは次々に起きる出来事の積み重ね。
だけではないはずです。
起きた出来事をどう受け止めたか。
そして、どう考えるのか。
その事が、実はその人にとっての人生だと思うのです。
今、アメリカが大変な事になっています。
別の原稿をアップする予定でしたが、急遽差し替える事にしました。