2011-03

エッセイ

『物流』ニッポン

このたびの震災で明らかになったのは、日本という国の機能を『物流』が大きく支えていた、ということでした。災害を受けた地域・人々を一番苦しめたのが、この物流の途絶だったからです。スーパーなどで商品が販売できなくなったのも、宮城県内を中心にガソリ...
エッセイ

今の人には理解できないだろう、なぜビートルズがそんなにすごかったか?!

今の人には理解できないだろう、なぜビートルズがそんなにすごかったか?!先日、『何でも鑑定団』を見ていて、ビートルズ日本公演のチケットの鑑定をしたジョン・レノンそっくりづくりのおじさんが、「ビートルズは私の命そのものですから...」と言ってい...
エッセイ

マネの絵

生まれてはじめて、この絵を画集で見た時 - 中学生か高校生の時だったと思いますが、「なーんだ、見た通り描いてるだけじゃないか...」と思って、マネについては自分にとって『つまらない画家』の分類に放り込んだままでした。大学生になって、新宿の伊...
エッセイ

プラス思考はムズかしい…

私は良く、『マスナス思考』だと指摘され、「何とかなるものなら、なんとかしなさい !」と叱られます。叱るのはもちろん、我が家の奥さん。今度の震災で断水が一週間ほど続き、トイレの水には特に苦労したおかげで、風呂の残り湯をそのまま捨てることができ...
エッセイ

私たちが決して失ってはならないもの

電気が回復したその日から、私は世界がの大震災をどのように報道しているのか気になり、アメリカABC、同NBC、同CNNの毎日のニュースをチェックしていました(Podcast -ABC、NBCともにその日の報道番組をフルバージョンで毎日更新し、...
エッセイ

リロイ・アンダーソンのすすめ – 音楽で心からいやされるために –

大震災直 後、3日目にやっと電気が通じたときまず飛び込んできたのは、津波の被害を受けた被災地の悲惨な光景を映し出したテレビ映像でした。恐ろしい数の人々の死 が明らかになっていました。自分の心を落ち着かせたくて、何か好きな音楽を聴こうと思い、...
エッセイ

我が身の至らなさを恥じる朝

大震災から2週間、忘れもしない金曜日の午後でした。当時若林区の海岸線から内陸に6kmほどのところにいた私は、建物の中で地震に遭遇しました。私は大きなフロアの真ん中にいましたが、建物が大きく揺れ、耳をつんざく破壊音が連続し、鏡で確認はしなかっ...
エッセイ

大切だった人が、心の中に住まう日が来る

私は40代のとき、いわゆる「過労」で倒れ、ごく短い間でしたが、記憶を失ったことがあります。そのときの恐怖は、たとえようのないものでした。記憶が無い、ということは人生が無いのと同じだということを痛感しました。今度の大震災では、津波が数えきれな...
エッセイ

私たちみんな、『星の金貨』をもらおう

ドイツの有名な、というより世界でもっとも有名な童話作家であるグリム兄弟に『星の金貨』という作品をご存知でしょうか?物語の内容は、何かの理由で(作品中では触れていません)父も母も死んでしまい、お金もなく、住む家もない女の子が、道をさまよい進む...
エッセイ

こんなときだからこそ、あおい薬局をご活用ください。

大震災はやってきました。痛恨の極みですが、これはもう動かしようの無い事実です。これからは、みんなで一日でも早く復興・復活に向け立ち上がらなければなりません。でも、それがすぐにはかなわない方もたくさんいらっしゃるでしょう。持病や障害をお持ちの...