2011-09

エッセイ

【 原子炉の地震リスクは、当初考えられていたよりも深刻である 】〈第1回〉

【 NRCの専門家が原子力発電所には、もっと強力な安全対策が必要だと憂慮 】浜岡原発を止める、止めないで日本中が騒ぎになっていた時、中部電力が『福島第一原発事故を教訓に新たに準備した対策』なるものをみて、唖然としました。新たに2トントラック...
エッセイ

[ まいごの子ねこが5年 – 1,200キロの旅をして飼い主のもとへ ]

むかし、ポール・ギャリコというアメリカの作家の『ジェニィ』という猫たちが主人公の物語を読んで、感動した事がありました。猫にされた少年がすてきなメス猫・ジェニィと冒険に出かけるものがたりでしたが、このABCの原稿を読んで、空白の5年間ウィロー...
エッセイ

[ お尻に火がついたスポンジボブ〈後編〉]

さて昨日に引き続き、スポンジボブのお話ですが、お読みいただいたようにこれは幼児教育、いや子ども達の教育の問題です。「もっと詳細に子ども達の行動を観察しましょう」つまるところ、子どもにもっと目をかけ、手をかけましょう、という事なのですね。私も...
エッセイ

【 お尻に火がついたスポンジボブ〈前編〉】

このスポンジボブの原稿を訳していて思い出したのは、子供のころわくわくしながら見たテレビ番組のDVDボックスを、大人になってから買ったところ、なんだかおもしろくないなぁ、という体験でした。私が小学校高学年、つまりは昭和40年代初頭、ということ...
エッセイ

【福島第一原子力発電所から16キロ、ろうそくの灯りの下で、缶詰を主食にし、故郷が命を取り戻すことを願い続けているのです。】

私がこの記事を読んで感じたのは、記者の強烈な正義感でした。BBCのビデオを見ると、このシャックマン記者、見た目がちょっとひょうきんで、頼りない感じもしますが、なかなかどうして、日本の大新聞社の記者など足元に及ばぬ、まったくもってヒューマンな...
エッセイ

【 帰れない町 – 故郷は『原子力ゴースト・ゾーン』 】

今や世界最低のドラマは日本の国会で演じられている、というのが正直な感想です。新しい総理大臣が被災地の復興に尽力したい、と所信表明演説をしても、大事故を起こした原子力発電所建設事業を推進してきた自民党が難癖をつけ、すかさず邪魔をする。「とにか...
エッセイ

[ 福島第一原子力発電所で事故を起こした原子炉の冷却ポンプ、ディーゼル発電機、温度制御弁は11年以上も適切な点検が行われていませんでした ]

昨日アップした原稿をツイッターでご案内したところ、たくさんの方にリツィートしていただきました。それ程にこのドイチェ・ベレ(ドイツ国際放送)の記事は、これまでみなさんの胸につかえていたものを、下ろしてくれたのだと思います。でももちろん、喜んで...
エッセイ

「津波が襲ったちょうど10日前、日本の原子力保安院は東京電力の点検とメンテナンス作業に、相当な手抜きがあることを発見していた」

9.11に焦点を合わせている間に、危なく大切なニュースを見落とすところだった!というのがこの記事を読んでの感想でした。個人的感想はともあれ、この記事は今の問題を切り分けて考えなければならない、という視点を与えてくれます。その2つとは1. 原...
エッセイ

【 父親を慕い続け、絆を懸命に探し続ける 9.11の子供たち 】

障害を持つ子供たちに、改造した三輪車を贈り続ける夫妻について紹介した記事( )を訳している時も、ともすれば涙がこぼれそうになりましたが、今回の記事もまた、涙がこぼれました。妊娠中の妻を残したまま、9.11同時多発テロの犠牲者になってしまった...
エッセイ

【 日本とアメリカの2011年9月11日 】

〈動画 : 新たに公開されたアメリカ9.11の記録ビデオ〉今日、2011年9月11日は東日本大震災からちょうど半年、そして9.11同時多発テロから10年です。東日本大震災では2万人近くの人々が死亡・行方不明となり、9.11同時多発テロでは約...