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世界の最新健康ニュースから[老化を遅らせるには?]

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所要時間 約 7分


新人類が誕生してから20万年。人間がお腹いっぱいに食べられるようになってから何年が経ったのでしょうか?
日本人の場合は1964年東京オリンピックあたりからではないでしょうか?
江戸時代は1日2食、現代人の食事と比べると20~30%少なかったと言われています。
その現代人の食事はカロリーオーバーで、身体はミネラルやビタミン不足の新型栄養失調。
栄養失調だから体が栄養を欲しがってますます食欲が増すのでは?

あるNPOが外食やお弁当、社員食堂、学食の主要なミネラルを調べました。
要は外食は2人前食べるとやっとミネラルが必要な量になるという結果が得られたのです。
食堂でカツ丼と麺類の2人前食べている人を時々見かけますが、納得です。
漢方薬を飲むときに「空腹のときに飲んでください」といったところ、「お腹すいてるときって無いです」という答えが返ってきて驚いたことがありました。

みなさんは、ミネラル不足でカロリーの摂り過ぎですよ。
(あおい薬品薬剤師 小林 裕見子)

[若返りの魔法の泉は見つかりませんでしたが、老化を遅らせる具体的方法が見えてきました]

スーザン・スカッテイ / 米国CNNニュース 2018年3月22日

結局のところ、人間を若返らせる魔法の泉は世界のどこにもありませんでした。
新しい研究結果が公表され、それによると2年間でカロリーを15%削減すると、加齢につながる代謝プロセスが遅くなり、その人が加齢に関連する病気を予防できる可能性が示される結果となりました。

この調査ではカロリーを減らした食事を1年間続けた結果、研究の被験者の代謝率が大幅に低下することが確認されました。
2年経っても代謝率は下がったままで、糖尿病、癌、アルツハイマー病の発症の原因を作る加齢現象のひとつである体を酸化させるストレスが全体的に減少することが確認されました。

この研究結果はCell Metabolism誌( https://www.cell.com/cell-metabolism/home )に掲載されました。

「現在の健康状態がどのようなものであっても、カロリー摂取量を減らすことですべての人に健康上の利益がもたらされるのです。」
ルイジアナ州立大学のペニントン生物化学研究所の研究責任者であるリーン・レッドマン博士がこう語りました。

動物を使った実験ではカロリーを25%制限することで寿命が延びることがすでに確認されています。
CALERIE(エネルギー摂取量削減の長期的効果の総合的評価)と名付けられたこの研究は、レッドマン博士とそのチーム、国立加齢研究所によって企画されたもので、被験者が簡単な質問に答える形で結果がまとめられました。
人間についても動物実験と同じ結果が得られるでしょうか?

▽ 高齢化生体指標

第1段階で研究者のチームはまずテスト段階として小規模のパイロット実験を行い、参加者が実際にどのような種類のカロリー制限を守ることができるか、さまざまな試験研究を行いました。
具体的にはあるグループには食事の際だけのカロリー制限を行い、別のグループは食事制限は行わず運動療法だけ、そしてさらに食事と運動をそれぞれ半分ずつ取り入れたグループを作り、グループごとにモニターを行いました。
そしてもう一つの疑問点は、どのくらいのカロリー制限を行えば老化を防ぐ効果が得られるのか、ということでした。
さらにこれまで普通の生活を続けつつ、90歳から100歳の長寿を得た人々も調査し、比較対象することで明快な結果が得られるようにしました。
「長生きできる人々はそうでない人と比べ、長期間血糖値とインスリンレベルが低く、なおかつ平均体温が低めてあることはこれまですでにわかっていることです。」
レッドマン博士がこう語りました。

こうして行われたパイロット研究の後、国立加齢研究所はバトンルージュのペニントン大学、セントルイスのワシントン大学、ボストンのタフツ大学の3大学に第2段階の実験のための資金提供を行いました。

ペニントン大学では、レッドマン博士のグループは、食事だけでカロリーを25%削減するグループを担当しました。
25~45才の女性と25~50才の男性のグループに分けられましたが、それぞれ約半分の人が標準体重で、残り半分は肥満になっていない程度の体重オーバーの人々でした。
調査期間中、参加者は好きなものを食べましたが「栄養状態を適切に保つ」ためにビタミンとサプリメントを摂取しました。
各参加者には体重計が配布され、毎日の摂取カロリーを計算して25%の削減に取り組む代わりに、体重減少の経過を記録して各参加者のカロリーの総減少を推定する方法がとられました。
しかし計画通りにカロリーの摂取量を25%削減できた人はいななかったとレッドマン博士が語りました。
「参加者が実際に達成できたのは2年間で15%のカロリー削減でした。」
「しかし何れにしても、一定規模の人々がこれだけのカロリー摂取の制限を行ったことは注目に値することです。」
具体例として、1年目の終わりにこれらの人々は平均して20ポンドの減量に成功し、その体重は2年目の終わりも維持されていました。

「カロリー制限食は、睡眠代謝率を約10%低下させました。」
レッドマン博士がこう語りました。
これは、体重減少がピークに達した1年目の最後、そして体重が一定に維持された2年後も変わりませんでした。

代謝率が下がるということは、食事や酸素から得られたエネルギーを身体が効率的に利用している状態にあることを意味します。

「人間の体内でエネルギーが生産されると、同時に副産物も生成されるという事実が重要なポイントなのです。」
レッドマン博士がこう語りました。
「正常な代謝によって酸素ラジカル(oxygen radicals)と呼ばれる副産物が体内に蓄積し、これが体内に留まり続けると細胞や各器官に損傷を与えることになるのです。」

こうして引き起こされる損傷が
「寿命を縮める原因だと考えられています。」

カロリー制限は被験者の代謝を緩和しただけでなく、尿検査の結果、酸化損傷のレベルがより低くなったことがわかりました。
そしてカロリー制限の結果、長生きをする人に特徴的な健康的な加齢現象を確認することができたとレッドマン博士が説明しました。

https://edition.cnn.com/2018/03/22/health/calorie-restriction-longer-life-study/index.html

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ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBC、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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