最近ではお茶も急須やポットで入れるよりも、ペットボトルの割合がずいぶん高くなっているかもしれません。
飲む方のライフスタイルによって変わっていくのは当然かもしれませんが、注意していただきたいのは『無糖』の製品を選んでいただくことです。
砂糖の量が多いペットボトルを飲むようになると、ほとんどの場合甘い飲料を飲むことが習慣になってしまう恐れがあります。
そうなると砂糖の摂りすぎになり、これまでご紹介したように
「砂糖はあなたを肥満させ、容貌を衰えさせ、そして老化させてしまいます。」 http://kobajun.chips.jp/?p=29984
ということになりかねません。
お茶は無糖でお楽しみください。

（あおい薬品薬剤師 小林裕見子）

［健康作りに役立てたいお茶の効用］《後編》
脂肪燃焼 / 新陳代謝の促進 / 高コレステロールの改善 編

ナタリー・リッゾ / アメリカNBCニュース　2018年10月26日

朝のエクササイズの後に飲むのに最適：抹茶

今のところは運動後の飲み物のあなたのリストにお茶は載っていないかもしれませんが、炎症を軽減する抗酸化物質が豊富なお茶があります。
それが抹茶です。
茶葉の生葉を揉まないで乾燥させた碾茶（てんちゃ）を粉状にしたものです。
抹茶自身は素朴ながら人を惹きつける味わいがあります。
抹茶は茶の葉全体で作られているので、伝統的な緑茶よりも多くの抗酸化物質を含んでいます。
まだ研究が始まったばかりですがと、抹茶にはECGCと呼ばれる化合物が含まれ、運動中の脂肪燃焼を促進する可能性が指摘されています。
抹茶を飲むことで、朝の運動がより効果を発揮する可能性があります。
注意点：市販の抹茶飲料には砂糖が含まれている可能性があるので、購入する際にラベルをよく読み、無糖のものを購入してください。

新陳代謝を促進するのに最適：緑茶

緑茶は人間の新陳代謝を促進するお茶としての評価が高まっていますが、その他にもいくつかメリットがあります。
大規模な調査により、緑茶を飲むと摂取カロリーが抑えられ、結果として減量できる可能性があることがわかりました。
抹茶と同様、この脂肪を分解する効果は、化合物EGCGの働きによるものと考えられています。
EGCG250ミリグラム（３杯の緑茶に含まれる量）を摂取することで、約100カロリーを燃やすことができます。
だから1日1杯の緑茶を飲む人にとっては、余分な30カロリーしか燃やしていない可能性が高いです
一杯のお茶を飲んだからといって体重が減ることはありませんが、緑茶を飲むことは喉の渇きを癒すための理想的な選択であり、夕食後の夜の間食を防ぐ効果も期待できます。

高コレステロールに最適：紅茶

ハンバーガーとフライドポテトを食べている間に、魔法のようにコレステロールを低下させる紅茶はありませんが、健康的な食生活と組み合わせれば紅茶が役に立ちます！
この毎日のお茶には、ポリフェノールとして知られている抗酸化物質が豊富であり、豊富な研究例により毎日ポリフェノールを摂取することが心臓に良いという研究結果が明らかにされています。
事実、欧州栄養学ジャーナル（ European Journal of Clinical Nutrition）のレビューでは、１日３杯以上紅茶を飲むと、冠状動脈性心臓病のリスクの軽減と関連性が認められるとしています。
もう一つの大規模な調査研究である『PLOS ONE』では15回の無作為対照抽出臨床試験が実施され、健康な成人が紅茶を飲むと、有害なLDLコレステロール（「悪玉」コレステロール）を低下させる傾向が認められたとしています。
また最近のレビューによると、紅茶は心血管疾患のリスクが高い人の体内でLDLコレステロールを低下させる働きが確認されました。
ただし紅茶には100mlあたり約19mgのカフェイン（コーヒーの約半分）が含まれていますので、睡眠を妨げないように紅茶は午前中の習慣に組み込むことが最善の方法です。

https://www.nbcnews.com/better/health/best-teas-energy-digestion-sleep-more-ncna904416