星の金貨プロジェクト

星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

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いまさら、末法思想 今の日本の政治家に必要なのは『アセンション』!

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所要時間 約 5分

末法思想、この仏教用語はみなさんご存知ですね。
「世も末だわ…」なんてフレーズは日常語になってますが、厳密には世情不安や天変地異は含まれず、したがって末法思想は「この世の終わり」を意味するものではないそうです。

 英国領アセンション 1934年発行

英国領アセンション 1934年発行

要するに仏教を創始した仏陀が亡くなって1,000年後、2,000年後の世界について、その教えが希薄になり、その結果社会の混乱が増幅される、という事のようです。2,000年後にあたるのは2052年、仏陀の在世から遠く隔たったため、教法が次第に微細・瑣末になり、僧侶が戒律を修めず、争いばかりを起こして邪見がはびこり、釈迦の仏教がその効力をなくしてしまう時期とされているようです。
これ、教法を「日本の法律」、僧侶を「日本の政治家」に変えてみてください。

一方、アメリカ映画の『2012年』という映画、題名の通り2012年12月21日~23日に世界の終わりが来る、という内容ですが、根拠はマヤ文明の「長期暦」というものにあるのだそうです。
でも、マヤ文明について良く調べてみると、明確に「人類が滅亡する」と予言している訳ではないようです。

でも、調べているうちに2012年12月23日に「地球的大変動 - アセンション」が起きる、という別の「理論?!」に出くわしました。
アセンションとは本来キリストの昇天をさす言葉ですが、「惑星地球の次元上昇」- 人間もしくは世界そのものが現在の三次元からより高次元の存在へと進化することらしいのです。
高次元の存在へ進化?!
私たち三次元の人間が想像するのは、ちょっと難しいようです。
『アセンションの存在を支持する人々は、アセンションは2012年前後に起こるのではないかと推測しており、現在の地球の環境問題や混沌とした社会現象、人間の善悪に対する意識レベルの低下をその進化への前触れであると見なしている』- Wikipediaより

そんな事を考えているうちに
「菅首相、不信任案可決なら衆議院解散の方針」
というニュースが飛び込んできました。
「ああ、やっぱりこの人は......」自分の事しか考えていないのかもしれない。
今、このときに衆議院を「解散」させれば、被災地の人々はどうなるのでしょうか。
でも不信任案を提出した野党も、ねらってましたよね。

日本の政治家は簡単に「解散、総選挙」って言いますけど、総選挙するにはものすごいお金がかかるんですよ。
仙台市の場合、選挙公報を作って配るだけで、数千万円かかるんですよ。
選挙をするたびに国や自治体の借金が増えて、そのツケは国民が払うんですよね?!
これって『人間の善悪に対する意識レベルの低下』?

過去の一時期、首相と同じ活動をしていた人の話を又聞きで聞いた話です。
現首相はその昔、デモ行進をしている時、カメラマンが来るとするするっと最前列に出て、機動隊が来るとするするっと10列目辺りまで下がったそうです。

結局すぐには辞任も解散も無くなった今となっては、どうでもいい話になりつつありますが.......
一方、肩すかしをくった野党の党首は捨てゼリフは言うものの、
「被災地・被災された方々には申し訳ない事をした…」なんて言葉は一言もありません。
大震災も津波も、利用しているだけ、って感じです。

6月2日の一連の出来事に対する、被災地仙台で暮らす私の周囲の人々の感想は
「どうでもいい、日本の政治家はホントどうでもいい事ばっかりやってる。」
です。1人や2人じゃありませんよ。

2012年まで待たずに、とりあえず国会議事堂内、永田町の人々を『高次元の存在へと進化』させていただけないでしょうか?

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後悔のゴルフ〈6〉 痛恨はやはり3パット – 消えてしまった6,400万円

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所要時間 約 4分

ゴルフではスタートする時やフェアウェーなどで、ボールを飛ばす事を「ショット」といい、グリーンという芝が短く刈り込まれた地面の上でボールを転がすのを「パット」または「パッティング」といいます。
石川遼君を例にとると、体を勢いよく回転させて「カキーン」と打つのがショット、ちょっと前かがみでそっとボールを打つのがパッティングです。
メートル法なら300メートルも谷や池を超えて放つ、豪快なショットの方が難しそうに見えます。
でもプロはやはりそのホールを締めくくるパットに多大な神経を使います。実際「イップス」と言って、短ければ短い程きちんとパッティングできなくなる心理状況に陥り、筆舌に尽くしがたい苦労を嘗めさせられたプロは世界中にたくさんいます。

アメリカで奥さんに支えられ、日本人としてはただ一人アメリカPGAツアーでシード選手として闘い続ける今田選手はそのパッティングの名手でした。
ただし、去年までは。
世界中にゴルファーが何百万人何千万人いるかは知りませんが、アメリカPGAツアーのシード選手120人は疑いなくその頂点にいます。
2007年以降、今田選手は4年連続してシード選手であり続けていますが、初優勝を果たした2008年以降調子は下り坂で、今年は毎年10位以内に入っていたパッティング成績も120位まで下がり、今年こそはシード落ちか?!と心配される程、結果が出ていませんでした。
それが今週、ゴルフの神様ベン・ホーガンのクラウンプラザ招待、バイロン・ネルソンのチャンピオンシップ、ジャック・ニクラウスのメモリアルと3試合続く今年のPGAツアーのクライマックスのひとつ、バイロン・ネルソン・チャンピオンシップの最終日13番ホールでバーディ奪取、ついに2打差で首位に立ったのです。
動画ではそのシーンが放映され、今田選手も「やったぞ!」とガッツポーズ。
ところが、その後15番以降の残り4ホールのうち、3ホールでボギーとしてしまい、終わってみれば3位タイ。
最後の土壇場で優勝が手からこぼれ落ちて行ってしまいました。

私は直接の敗因は17番の3パットだと思いますが、3パットは私たち素人ゴルファーでもやってはいけないミス。

優勝賞金は117万ドル(約9,400万円)、2位が70万300ドル(約5,600万円)今田選手の3位タイは37万7,000ドル(約3,000万円)です。
3位タイでも日本のトーナメントの優勝賞金と変わりませんが、獲得賞金が6,400万円も減ってしまった今田選手。
試合が終わった後、インタビューを申し込んだNHKのレポーターに対して
「悔しすぎて、ちゃんと答えられません。」
と返していました。もちろん今田選手が悔しいのは賞金の方ではなく、タイトルの事でしょうが。

それにしても、一打に3,000万円がかかるゴルフというのはどんな世界なのでしょうか?
アメリカのプロ・スポーツは野球でもバスケットでも、私たち日本人から見れば信じられない程高額の報酬が支払われます。
しかし、またそこで勝ち残って行くのも並大抵ではありません。挑戦して思うような活躍ができず日本に戻った選手のうち、渡米前と同様の活躍ができた選手はほとんどいません。それ程に心も体も消耗してのいってしまうのではないでしょうか?!

日本時間の今晩からはビッグゴルファー・シリーズ(私が勝手に名付けたのですが)の第3戦メモリアルです。
ふたたび今田選手が上位に食い込むよう、みんなで念を送りましょう、アメリカ大陸まで!
こんな不安と混乱の時代、ダメで当然、超能力が身につくよう訓練してみるのもいいんじゃありませんか?

佐渡裕さんとベルリン・フィルハーモニック

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所要時間 約 4分

今、テレビ朝日系の「題名の無い音楽会」でメイン・キャスター兼指揮者を務める佐渡裕さん。
佐渡さんになってから、私もこの番組を見る回数が明らかに増えました。
『音楽は楽しむもの』、それがびしびし伝わってくるようになりました。

その佐渡さんがすでにメディアでも報道されている通り、5月20日(金)ベルリン・フィルにデビューを果たしました。
世界最高峰のオーケストラと言えばオーストリアのウィーン・フィルハーモニックとドイツのベルリン・フィルハーモニック、これには世界中の人々も異論がない - ライプツィッヒ、ドレスデン、アムステルダムやシカゴやロンドン、好みは様々あるにしても - でしょう。
佐渡さんは小学校の卒業文集に「ベルリン・フィルの指揮者になりたい」と綴ったそうですが、 その夢がまさに現実になりました、本当に良かったですね。
演奏会では、武満徹とショスタコーヴィチの作品を指揮しましたが、ベルリン・フィルがそのリハーサルを公開していますので、どうぞ画像をご覧ください。

演奏された武満徹の《フロム・ ミー・フロウズ・ワット・ユー・コール・タイム》は、パーカッションのためのコンチェルトですが、その音楽は瞑想的です。作曲家武満徹の世界での評価というのは、私たち日本人が考える以上に高いもののようです。リハーサルを見ていても、確かに不思議な魅力がありますね。
一方ショスタコーヴィチの「交響曲第5番」は、彼の交響曲のなかでも最もポピュラーで、演奏効果の上がる作品として知られています。均整の取れた古典的な形式を持ち、明快さが特徴ですが、これはスターリンの粛清を受けたショスタコーヴィチが、ソ連体制が要求する「社会主義リアリズム」に近寄って作曲したため、と言われています。しかしそこには、ショスタコーヴィチの内面の苦悩が反映されているとも言えるでしょう。
佐渡さんの恩師、レナード・バーンスタインが得意にしていた作品で、さすが直伝とも言うべきわかりやすさに溢れた演奏となっています。
演奏に対する評価については、現地の新聞の講評をベルリン・フィルの公式サイトが引用しています。
どうぞお読みください。
【新聞評抄訳】
「彼が夢見たオーケストラでのデビュー演奏会は、大勝利となった。これは注目に値することだ。なぜならベルリン・フィルは、どのデビュー指揮者に対しても、これほど献身的に演奏するわけではないからある。
ヴァイオリンの最前列には、コンサートマスターの樫本大進とダニエル・スタブラヴァが座ってい る。佐渡はレナード・バーンスタインのアシスタントだったが、彼がショスタコーヴィチの交響曲第5番の鋭角的なリズムを激しく振ると、その足はレニーばりに飛び上がる。しかしこの演奏で重要なのは、オーケストラと指揮者が細心の注意をもって作り出す響きの密度である。オペレッタのようなワルツの愉悦、最高 のピチカート、息の長いラルゴ。これは、力強さと内容の濃さに溢れた見事な解釈である」
「(武満作品では、)ベルリン・フィルの5人の打楽器奏者が、チベットの旗の色の服を着て登場し、見事な技量を見せつけた。フィルハーモニーの天井 にウィンド・チャイムが吊られ、5色のリボンを用いて演奏される。そして小さな主題が展開され、様々な色彩を生み出す。これは響き、音、ソロ・フルート、 ロマンティック・サウンドの総合であり、誰もが親しめる瞑想の音楽、ワールド・ミュージックであった」-『ターゲスシュピーゲル』紙(初日評・5月22日付)

我らが佐渡さん、おめでとうございます!

– 純金の竹 – 貧乏人のワタシは見事にうろたえました

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所要時間 約 3分

5月の中旬、中国人の友人夫婦が奥さんのご両親と一緒に我が家を訪ねてこられました。
ご主人は医者で、現在は仙台市の画像検診クリニックで、検査技師として働いています。
奥さんは主婦兼業で中国語関連のボランティアなどをしていますが、3月11日の大震災直後は二人とも、我が家で避難生活をしていました。
その後、中国にいる二人の両親の強いすすめもあり、12日後の3月23日、いったん中国に帰国したのです。
ご主人は仕事があるため4月の始めには日本に戻っていましたが、奥さんは2カ月ぶり、ご両親を伴っての再来日でした。

実はご両親は以前にも来日するたび、我が家を訪問されていました。
初めて我が家を訪れた際、
「なぜ他人の、しかも外国人に、こんなに親切にしてくれるのか?」
と、私たちと娘さん夫婦のつきあいについて尋ねられました。
私たちは別にたいした事をしているつもりはありませんでしたので、返答に窮した覚えがあります。

今度もご両親は何としても直接私たちに会って、震災後の避難生活のお礼を言いたい、との事でした。
お礼も何も、振り返れば我が家に避難している3人を守り通したいという思いが、震災直後の水も電気もない一番ひどいときに、私たち家族4人の心を支えていたのです。
この3人がいなければ、続けざまに入ってくる悲惨な映像や情報のために私たち自身がおかしくなっていた事でしょう。
それを思えば、本当に「お礼など、とんでもない!」のです。
ところが、ご両親が「何をお礼すればいいかわからないので、こんなものを持って来てしまいました。」
と差し出されたのが、「純金」と書かれた竹の細工物でした。
丈はすくすく伸びるところから、中国では「発展」の意味のある縁起物なんだそうです。

でも、不覚にも、ほんとにほんとに不覚にも、わたしは縁起よりも「純金」の文字を見て
「すごいもの、もらっちゃった」と少々興奮してしまったのです。
正真正銘「庶民」の我が家には、純金のものなど何もありません。
あーあ、貧乏人の悲しい性を、自分自身に見つけた瞬間でした。

そしてさらなるオチは.......
改めて良く見れば、細工物は「純金」ではなく、「純金箔」だったのでした。
もっとも「純金箔」すら我が家には無いのですが...


我が家にある「高価なもの」世界最初の切手、英国1840年発行の[ペニーブラック]未使用。
カタログ価格は720,000円ですが、ただし左側に余白が無く、減点されるかも......

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いまだに続く悲劇のなかで [再出発はどこから?]

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所要時間 約 5分

5月23日にアメリカ史上最悪と言われる竜巻がミズーリ州ジョップラン市を襲いましたが、現地はまだその衝撃から立ち直っていません。
その中で非常に印象的な報道に出会いましたので、皆さんにもその映像をご覧いただきたいと思います。
前半の概略を翻訳しましたので(間違いがあったらごめんなさい)、5月28日のNBC ナイトリー・ニュースのトップをご覧ください(画面の中のプレイボタンをクリックしてください)。

ミズーリ州のジョップラン市(日本のテレビ局はジョプリン市などと言っていますが、発音をよーく聞いてみてください)には、がれきをかき分けながら2,000人を超えるボランティアが現地に入り、未だ100人を超える行方不明者の捜索に当たっています。
ある10代の犠牲者などは卒業式を終えた直後に、竜巻にさらわれてしまったと見られています。
今年の竜巻の被害では少なくとも522名の犠牲者が中西部から深南部にかけて出ており、これは1947年以来の規模です。
NBCのロン・アレンが今なお、現地にとどまりレボートします。
「今日、ジョップラン市当局は水道水は飲むのに問題はなく、市としての機能も各所に於いて尚働き続けていると発表しました。しかし、被害の全容は未だつかめず、100名以上が行方不明であると推察され、被害にあった人々は愛する家族にいったい何が起きたのかを把握しきれていません。
メリッサ・クロスビーの姉リンゼイ・マリーナは9歳の息子の上に寄り添う形で遺体が初験されましたが、近所の人々が彼女と息子を発見した時の様子を話してくれました。
私たちにとってのわずかな慰めは、彼女がこの地上で最後に行ったことが息子の命を守り通すことであった、という事です。
『今確かに言える事は - 事態の終息に向けての動きと嘆きの時はいま始まったばかりだということです。』- ミズーリ州公共安全局
18歳の少年は卒業式の帰り、運転していた車から竜巻に巻き上げられ、その死体が先週有金曜日に沼の中で発見されました。………」

ニュースはアメリカでもやはりその地の、あるいは近隣の市町村の人々が真っ先に現地に駆けつけ、懸命に働いている様子を伝えます。
そして子供を守り抜いてなくなった母親の事を、上に訳した通り伝えました。
ニュース番組の価値を思い知らせる一言だったと思います。

母親を失ってしまったことは、少年にとって取り返しようのない悲劇です。
しかし、この特派員の一言は彼女の死を例えようもなく崇高なものとしました。
これからこの少年が生きていくとき、この一言は自分の人生を粗末にしないための大きな支えになると思います。
そして、これからアメリカ社会で起きるかもしれない母と子の無数の悲劇に、ブレーキをかける役割を果たしていくのではないでしょうか?!
子供の虐待は日米共通の深刻な社会問題ですが、子供を傷つけようと手をあげた時、この特派員の言葉を思い出す親がいたら、そこで思いとどまる事ができるかもしません。

これこそ、報道というものの価値、ではありませんか?!

東日本大震災の際、「恐いもの見たさ」的報道をして、被災者の心を傷つけた日本のテレビ局がありました。
電気が復旧した後、日本のテレビでも、アメリカのNBCやABCやCNNのニュースでも東日本大震災の報道を見ました。
日本中の私たちと同じ普通の人々がものすごく心配してくれていること、そしてアメリカのメディアも私たち被災者を思いやってくれていることを感じたものです。
日本のテレビ・新聞だけを見て、それが現実の世界のすべてだと思うのは間違いなのではないでしょうか?

これから毎日、私は海外の報道や政府機関のアナウンスなどをチェックし、皆さんに伝えなければならない、そう思ったことをここに掲載して行きます。
まずは本当の事を理解する事から、再出発しませんか?

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ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBC、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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