後悔のゴルフ(3)臆(おく)してばかりの……
読了までの目安時間:約
3分
大体ゴルフなどというものは自分でコースを回るか、プロのトーナメントの観戦が面白いのであって、ちょっと上手な人の
「この前、今年のベストスコアが出たよ。」
なんて言う話は、まったくもって面白くないものです。
しかし、ベストスコアを出した方は、誰かに話したくて話したくて仕方がありません。
そこで、他人にとってはメイワクな自慢話でも
「すごいですねぇ、さすがですねぇ」
なんて言いながら、ガマンして聞いてくれる人がいると
「ああ、コイツは(自分にとっての)良きゴルフ・パートナーだ。」
なんて思って、いや、勘違いしてしまいます。
こういう「いいヤツだ」と思われる人間は、結果的に一緒にゴルフする、いわゆる「ゴルフ仲間」が知らず知らず増えて行くことになります。
でも、本人も人知れず練習を重ね、自分も「すごいですねぇ」と言ってもらえるよう努力をしているのです。
しかし何ともはや、運動センスや身体能力の点で生来恵まれてはいないため、中々結果に結びつきません。
それに最近、ゴルフをする上でさらなる重大な欠点がある事に気がついてしまいました。
それは「臆する」心です。
臆は臆病の臆。
一方、自慢「する」方の人はなぜか自信を失う事無く、勝負所でしっかりとまとめてきます。
いいところ、全部持って行ってしまう訳です。
結果してまたもや
「さすがですねぇ!」
言いたくないんですけど....
結局自分はゴルフ・プレーヤーじゃなくて、ゴルフ・パートナーでしかないのかな、なんて...
そんなら、クラブやらボールやら、無理して良いものを揃える必要なんかないんじゃないの、ってちょっと空しくなっちゃったりもする訳です。
おや、電話?!
「良きゴルフ・パートナーのkobajunさん? 今度の土曜日、空いてない?......」
“安楽拓也の飛ばしのチェック項目” -あなたのドライバーはなぜ飛ばないのか?- 【DR0007】
comment closed