ようこそ、5番、7番、8番へ
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『病膏肓(やまいこうこう)に入る』ということわざがありますが、クラシック音楽が趣味、と言い切る人は大体もうこの段階に入っている人が多いと思います。
まあ、これなどは特殊中の特殊な人で、普通は音楽を楽しめばいいのです。
クラシック音楽にはじめて興味を持ち、ベートーヴェンの『運命』『田園』『合唱』やドヴォルザークの『新世界』などをしっかり聴いて、「クラシック音楽って、思ってたよりずっと迫力があって、面白いな ... 。さて、次は何を聴いたらいいんだろう?」ということになって、いよいよ『マニアへの道』への扉を開ける瞬間、あなたを待っているのがこれ、というのが今日のテーマです。
これ、とは
▼ ベートーヴェン交響曲第7番
▼ ドヴォルザーク交響曲第8番
▼ チャイコフスキー交響曲第5番
の3曲の交響曲です。
いずれも、
▽ 魅力的で一度聴いたら忘れないメロディーがふんだんに出てくる
▽ 全クラシック作品中でも一、二を争うエネルギッシュで、ど迫力の展開
▽ 華麗でドラマティックなエンディングで曲を締めくくる
などの特徴を持っています。
いわゆるクラシック音楽の醍醐味、というヤツを存分に堪能できる作品ばかり。
だいたい、この3曲を体験し終えたあたりで、
「クラシック音楽って、何とエキサイティングで、スケールが大きくて、感動的なんだ!」
ということを痛感するようになります。
気取ってる、とか、古くさい、とか、退屈、なんて言葉がまるで当たったいないことに開眼し、
「次は ?! 次は ?!」
ということになって、アクセル全開になっていきます。
この後出会うのが
シューベルト/交響曲第9番『ザ・グレート』
メンデルスゾーン/交響曲第3番『スコットランド』
シューマン/交響曲第3番『ライン』
ブラームス/交響曲第2番
ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 ロ短調
ブルックナー/交響曲第4番『ロマンティック』
マーラー/交響曲第1番『巨人』
あたりになると思うのですが、その話はまたこの次に。