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【 政権の御用報道に堕ちてしまった日本のジャーナリズム : アベ・メディアノミクス 】

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所要時間 約 6分

安倍晋三首相による『アベ・メディアノミクス』、日本のジャーナリズムは結局のところ『取り巻き報道』
度を越している先進国ニッポンの報道機関、その自己検閲姿勢

アルジャジーラ 5月31日



日本では『記者クラブ』という名称の組織が、その時々の報道の傾向を決定しています。
そして彼らは政府高官しか知らない情報を教えてもらったり、記者会見への出席を認めてもらう代わり、政府高官や政府官僚が言うがままの報道を行っているのです。

しかし日本ジャーナリストたちの中には、政府が望む通りの内容を報道するよう強制するこうした長年の慣行に反し、独自に事実をありのままに伝えようとする人々も、一部に限られますが存在はしています。

昨年12月に実施された抜き打ちの総選挙において、安倍晋三首相率いる政府与党は満足の行く勝利を手にしましたが、アベノミクスとして知られるその経済政策は、決して成功と呼べるほどの結果を出している訳ではありません。

雇用問題共産党
そして安倍政権が進める原子力発電所の再稼働政策も、福島第一原子力発電所の事故の悲惨な結果を目の当たりにした国民の側から見れば、納得には程遠いものです。

2015年1月、安倍首相は中東を訪問し、イラクとレヴァント諸国(地中海の東側沿岸国、キプロス、エジプト、イスラエル、レバーノン、シリア、トルコ)の中で、イスラム国(ISIL)との戦闘を行っている国々に対する2億ドルの非軍事援助を申し出ました。
しかし日本人の一部には、どのような形であれイスラム国(ISIL)との戦いにおいて重要な役割を担うという安部首相の決意は、長年日本の平和を守ってきた日本国憲法の存立を脅かすことになると考える人々がいます。

憲法第9条01
しかし日本のジャーナリストは結局、その大勢において政治指導者の意に逆らわないようにする途を選びました。
自己検閲は多くの国々で問題になっています。
しかし日本のそれは、先進国中度を超した状態にあります。

今年、有名な生放送のテレビ報道番組が中東問題を扱った際、安倍政権に批判的な立場のニュース解説者が『I’m not ABE』というボードを掲示し、国内で物議をかもしました。
結局こうした形の問題提起も、当のニュース解説者が実質的に放送界から締め出されてしまうという、告発者のキャリアが『傷つけられる』という結果に終わってしまったのです。

古賀氏 2
動画ではジョン・ヤングが日本のジャーナリズムと、安倍政権が行なっている『アベ・メディアノミクス』の実態の解明を試みます。

※動画の再生がうまくいかないときは、下記URLのアルジャジーラのサイトでご覧ください。
http://www.aljazeera.com/programmes/listeningpost/2015/05/japan-politics-power-press-150531104643193.html
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【 2015年「夜の世界」- 地球と夜空の写真コンテスト、夜空の素晴らしさと地球の光害 】《1》

アメリカNBCニュース 6月17日

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第6回の国際地球と空の写真コンテストでは、地上の人間たちの現実世界と、その頭上に広がる自然の美しさのコントラストを見事に表現しています。
2014-2015年のコンテストには約1,000点の応募があり、「夜空の美しさ」と「人工光害」の2つの分野で入賞作品が選ばれました。

「人工光害」の分野で第1位となったのは南アフリカのエリック・ネーサン氏の『テーブル山の上の星の光跡』です。
この作品はケープタウンから見ることが出来る星の光跡と街の明かりをとらえるため、30秒間の長時間露出シャッターを数百回も繰り返して撮影されました。(写真上)

ロシアのリュボフィ・トリフォノフによる『魔法をかけられた森』という作品は、月の光と緑色のオーロラに照らし出されるムルマンスクの雪景色と夜空を撮影した作品です。
トリフォノフ氏の写真は、「夜空の美しさ」部門の最優秀作品に選ばれました。(写真下・以下同じ)
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「夜空の美しさ」部門第2位のブラッド・ゴールドパイント氏の『月明りのダークリング』。
夏の夜、月明かりに照らし出された国立公園レーニア山の上の夜空に広がる銀河の写真です。
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ロシアの北コーカサス山脈、エルブルス山のテルスコル天文台の上に、雄大なキャンバスに描いたように広がる銀河。
エフゲニー・トリスコ氏によるこの写真は『光害より上の世界』と名づけられ、「人工光害」部門で第2位を獲得しました。
この写真は題名通り、人工光害の有害さを訴えるものとなりました。
「光害... それは電力の無駄であるだけでなく、美しい星空を見えなくし、生態系すら破壊し、人間を始めとする地球上の生物の健康を損ねるものです。」
夜の世界の姿を見事にとらえたトリスコ氏がこう語りました。
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ベン・コフマン氏の作品は、早い冬の朝早くにオレゴン州のクレーター湖国立公園の夜空に輝く三日月を撮影したものです。
「夜空の美しさ」部門の第3位の作品です。
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http://www.nbcnews.com/science/space/world-night-highlights-winners-earth-sky-contest-n377191





 

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ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBC、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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