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「年内終息などあり得ない」新型コロナウイルス:英国の専門家

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この夏は第二波を防ぐための「重要な段階」、万全の対策を実施すべきだ

たとえワクチンや優れた治療法が開発されても、これから何十年も人類は新型コロナウイルスの感染が続く世界で生きていく



英国BBC 2020年7月21日

人類は今後何年もの間新型コロナウイルスが感染拡大する空間で生活することになり、たとえワクチンが開発されても完全に排除することはできそうにもないと英国の専門家が警告しています。

ウェルカム・トラストのディレクターであるジェレミー・ファラー教授は英国下院の健康委員会の席上「クリスマスまでの収束はあり得ない」と語りました。
そしてさらに次のようにつけ加えました。
これから「数十年」もの間、人類は新型コロナウイルスが感染を広げる空間の中で生きていくことになるだろう…。

それは英国のジョンソン首相が先週、社会生活がクリスマスまでに正常に戻ることを望むと語った後のことでした。
ボリス・ジョンソン英国首相は、7月後半に主なレジャー施設と屋内スイミングプールの営業を開始し、さらに秋には大規模集会を許可するなど、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて行なわれている各種の制限を一層緩和する計画を立てているとコメントしました。

しかし超党派の国会議員グループに検証結果報告書を提出した専門家は、新型コロナウイルスが感染を広げている現実を理解することが重要であると述べました。

政府の諮問機関であるSAGEのメンバーであるサー・ジェレミー教授は、世界は「これから何年も何年も」新型コロナウイルスCovid-19とともに生きていくことになるだろうと語りました。
「クリスマスまでに収束することはありません。新型コロナウイルスは今や人類規模の感染症なのです。」
「現実問題としてワクチンや非常に優れた治療法が開発されても、これから何年も何年も、何十年もの間、人類は新型コロナウイルスの感染が続く世界で生きていくことになるでしょう。」

ジェレミー教授はこの夏の間は決して油断すべきではなく、この期間は第二波を防ぐための「重要な段階」として備えを行うべきだと語りました。

「『感染拡大のピークは去った』などという誤った安心感にとらわれてしまったら、間違いなく第2波の感染拡大を招き、あっという間に再び悲惨な状況に陥ることになるでしょう。」

彼は検査体制をさらに拡充すること、そして治療方法ならびにワクチン開発に十分な投資を行うことが重要であると述べました。



▽ ワクチンに「持続的効果を期待できる可能性は低い」

オックスフォード大学のジョン・ベル教授は、7月20日月曜日に発表されたオックスフォード大学による臨床試験において、ワクチン開発の重要なステップである抗体反応を確認したという肯定的なニュースにもかかわらず、新型コロナウイルスCovid-19が駆逐される可能性は極めて低いと考えています。

「現実問題としてこの病原体は永遠に人類社会にとどまり、消え去る可能性は無いと言わなければなりません。」
ベル教授は議員のグループにこう報告しました。
「たとえば、ポリオ・ウィルスを撲滅するのに人類がどれほどの困難を抱えているかを考えてみてください。その撲滅プログラムは15年間続いていますが、それでもまだ結果は得られていません。」

「それを考えれば、新型コロナウイルスも増えたり減ったりしながら、その多くが冬場に再び活発に活動することになるでしょう。」

「ワクチンの多くは長期間持続する効果を持つことはありません。そのため私たちは継続的にワクチン接種を繰り返していくことになるでしょう。病気の種類が増えれば増えるほど接種するワクチンの種類も増え、さらにまた別の病気が現れるということが
繰り返されることになるでしょう。
「ですから人類社会から新型コロナウイルスを駆逐するという考え方は現実的ではありません。」



▽ 首席顧問は政府の対応を擁護

政府の主任医療アドバイザーであるクリス・ウィッティー教授は、新型コロナウイルスに対するこれまでの英国が行ってきた対策の成果について国会議員から詳細な質問を受けました。

教授は3月にウイルスを封じ込めようとするそれまでの取り組みを終わらせた英国政府の対応を擁護し、担当大臣がロックダウンを発動したタイミングは遅すぎたとの非難に対し大臣の行動を擁護しました。

3月16日の時点で大規模感染の規模とそれがいかに急速に拡大するかをモデリングした重要証拠がジョンソン政権の閣僚に提出されましたが、完全な封鎖が発表されたのは丸々一週間が過ぎてからのことでした。
ウィッティー教授は、決定の『影響力の大きさ』を考えると『大きな遅れ』という指摘はあたらないと述べました。
教授はさらに適切なタイミングで学校の閉鎖を含む他の措置がとられていたと指摘しました。

一方、マットハンコック保健長官は、感染検査に関する政府のこれまでの対応、そして4月末までに1日あたり10万件の検査を可能にする目標を設定した自身の判断が正しかったとしています。
しかしその対応については、恣意的であるとして批判する人々もいます。
これに対しハンコック長官は、健康委員会の後継機関として設置された科学技術委員会のメンバーに対し、これまでにないスピードで検査体制を「スケールアップ」する必要性を認識することが重要であると語りました。

「すべての資源を活用し、政府機関は最大限の、そして国民一人一人は少し努力をして、遠大で大胆で思い切った、そして私たちが目指すべき体制を実現させるべきです。」



英国コロナウイルス統計(7月21日午後5時時点):

45,422人が病院、介護施設等で死亡、感染者数は前日から110人増加しました。
英国の統計機関は異なった数字を公表、新型コロナウイルスCovid-19が主な死亡原因だと証明書に記載されている死者は56,100人であるとしています。

20日午前9時から21日午前9時までの24時間に、新たに445のラボで確認された症例がありました。
全体的に、発生が始まって以来、合計295,817例が確認されています

https://www.bbc.com/news/uk-53488142

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このところどのニュースサイトを見ても、新型コロナウイルスに関する報道が多くを占め、読んでいても正直面白くありません。

当然ながら翻訳する意欲も減退するばかりです。

しかし根拠のない楽観論も一部に根強く、それらが大規模イベント開催要求等につながっているのを見ると、要所要所での確認は必要かもしれません。

私が大きな問題だと思うのは、何と言っても生活困窮者の急増です。

ただでさえ新型コロナの感染拡大と一向に梅雨明けしそうにない気候によって閉塞感ばかりが増していく中、「暮らしていけいない!」と悲鳴を上げている人々が急増している。

これほど気が滅入る問題はありません。

新型コロナ感染拡大以前から日本の社会では格差の拡大が問題になっていました。

新たな危機発生によって最も追い詰められることになったのが、結局は弱者であったことに暗然とならざるを得ません。

こうした事態に日本の権力機構はまたまた機能停止も同然の有様です。

その構成員は公務員であり、彼らは目下のところ生活苦とは無縁であるはず。

だから - 危機感を肌で感じられない - 対応が後手後手だというのなら、本当に許せない話です。

私たちはもっともっと怒りを形にしていくべきではないでしょうか?

「死亡者の数は3倍〜6倍!…」この冬やって来る新型コロナウイルス第二波

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所要時間 約 9分

この冬新型コロナウイルスのパンデミックがどのような展開を見せるか?それは見通せない問題

新型コロナは寒い条件の下でより長く生き残り、屋内で過ごす時間が多くなると感染拡大の可能性が高くなる

ミシェル・ロバーツ / BBCニュースオンライン 2020年7月14日



コロナウイルスパンデミック

科学者の専門家によると、英国では今冬、新型コロナウイルス感染の第2波で約12万人のが新たに死亡する可能性があります。
「あり得る」最悪のシナリオをモデル化するように求められた科学者たちは、新型コロナウイルスに感染して病院で死亡する人だけで24,500人から251,000人までの範囲を示唆しました。
死亡者数は1月と2月にピークに達する見込みです。

現在まで英国での死亡者数の公式発表は44,830人ですが、傾向としては7月に入って1,100人と死者数の増加は鈍化しています。

この見通しについて、都市のロックダウン、治療方法の進化、ワクチン開発などの要素は考慮されていません。

今回の調査に携わった科学者たちは「そのリスクは…今すぐに行動を起こせば減らすことが可能かもしれない。」と語っています。

英国の科学顧問の主席を務めるパトリックヴァランス卿の要請によって作成されたこの報告書は、新型コロナウイルスのパンデミックが今度の冬場、どのような展開を見せるかについては、依然としてかなりの不確実性があると強調しています。
しかし今回の調査では、新型コロナウイルスは寒い条件の下でより長く生き残ることができ、人々が屋内で過ごす時間が多くなると感染が広がる可能性が高くなります。

さらに専門家は、新型コロナウイルスの感染第二波の襲来だけでなく、季節性インフルエンザとコロナウイルス以外の日常的な診療活動の負荷が重なり合うことにより、国の医療体制が極度の圧力にさらされる可能性があることを懸念しています。



医療体制は、第1波の世界的大流行の後、すでに深刻な混乱に陥っており、今年末までに待機者のリストが1,000万人に達する可能性があると報告書は述べています。

この報告書の監修責任者を務めたサウサンプトン大学病院健康保険制度トラストの呼吸器専門医であるスティーヴン・ホルゲート教授は、
「今回まとめたのは予測ではありませんが、現実になる可能性があります。」
「様々な条件を組み合わせて検証した結果では、この冬のCovid-19の第二波の襲来により、現在よりも死亡率が高くなる可能性があることを示唆しています。
「しかし今すぐに適切な対応を採ることができれば、こうした事態のリスクは軽減されるでしょう。」

現在、新型コロナウイルスの症例数は何か結論を導き出すには少なすぎるため、
「今回の報告書は、冬の到来とともに最悪の事態が襲ってくる可能性に備えるための、重要なきっかけとなるはずです。」
ホルゲート教授がこう付け加えました。

今度の冬にもっと悲観的な状況に陥る可能性もあり、その場合新型コロナウイルスによる死者は数万人から数十万人に達する可能性があります。

この報告書は、この冬の死亡数の予測を行うことが極めて困難な作業であることをに明らかにしています。
その予測もどのような可能性があるかを探るものでもなく、何が起きるかを特定するものでもありません。

研究者は可能性のあるシナリオに基づき、どのような事態が想定されるかをモデル化することはできます。
しかしこうしたシミュレーションも、現段階では今度の冬がどのようなコンディションになるのか不明である以上、予想した範囲内に事態が収まるかどうかわかりません。
諸条件の下で少し数字を変えてみただけで、結果が大きく異なってくるのです。



しかし採らなければならない総合的な対応は明らかです。
最悪の事態に備え、最大限できることをしてください。

幸いにも現在英国内の新型コロナウイルスによる死亡者数・感染者数はともに減少しているため、国として第2波の襲来に備えるための計画を作成する機会を与えられています。

感染率を低く保ちこの国がロックダウンから解放されて日常の生活を取り戻すことは、新型コロナウイルスを抑え込むために重要な要素です。

新型コロナウイルスは消えていません。
ワクチンはまだありません。

しかし発症した場合に自分を隔離して検査を受けることを含め、私たち全員ができることがいくつかあります。

アカデミー・オブ・メディカルサイエンスの共同執筆者であるデイム・アン・ジョンソン教授は、次のように述べています。
「これら可能性のある課題に抱えながら、すでに厳しい年に入っている現在、ともすれば絶望と無力感を感じることと思います。」
「しかし今回のこの報告書は、事態を好転させるために今できることがあるということを教えてくれています。」



この報告書が提唱しているのは、下記の事柄です。

新型コロナウイルス、インフルエンザ、その他の冬場の感染症の流行が重複して発生した場合に対処するための感染検査と感染経路特定プログラム能力の向上。
インフルエンザ予防接種を受ける。
病院や介護施設に、医療スタッフのための十分な防護用品(PPE)が備わっていることを確認する。
感染を止めるために、病院や介護施設に新型コロナウイルスが存在しないエリアを作る。

英国保険省のマット・ハンコック長官は、この冬に予想される健康保険制度適用需要に対処するための計画がすでに進行中であると述べました。
そして英国政府は「歴史上最大のインフルエンザ・ワクチンプログラム」を展開するのに十分なインフルエンザワクチンを確保しており、新型コロナウイルスに効果のあるワクチンが見つかれば直ちにコロナウイルス・ワクチンプログラムも発動されることになると付け加えました。

英国政府は次のような声明を発しました。
「私たちは警戒を緩めることなく、医療体制を崩壊に追い込む第2波の感染爆発を回避するため、必要な資源資材の確保に全力で取り組みます。」

https://www.bbc.com/news/health-53392148

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この記事に書かれているのは英国の状況ですが、7月半ばに入って新型コロナウイルス感染者数が急増している状況を見ると、日本も同様の危機的状況に陥る危険性を感じないわけにはいきません。

ところが…

今日この状況の中 Go to キャンペーンを始めようという安倍政権の迷走は国に対して『破壊的』とも言えるレベルになってきました。

振り返ってみれば、安倍政権ほど『破壊的』な政治体制は他に例がありません。

福島第一原発事故の事実の隠蔽により、原発難民の人々の未来を破壊したことが始まりでした。

そして特定秘密保護法を強行成立させて

健全な民主主義の破壊

を行い

森友学園・加計学園・桜を見る会などのスキャンダルを繰り返して

公明正大な政治の破壊

を行い

集団的自衛権行使を可能にして

平和主義の破壊

を行いました。

そして現在、安倍政権は新型コロナウイルスの感染が再び拡大することによって国民の生活が次々破壊されていく中、かえって状況を悪化させかねない愚劣な『政策』を実行しようとしています。

Stop the アベ政治!

今やそのことは私たち国民の生死にかかわる問題になっているのではないでしょうか?

その時あなたはどうなる?新型コロナウイルスへの感染と発症

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所要時間 約 9分

発症と進行のメカニズムを理解し、最良の予防法について考えよう
発症により重症化する理由、死亡に至る理由



ジェームズ・ギャラガー / 英国BBC 2020年3月14日

新型コロナウイルスは昨年12月に出現したばかりですが、世界はすでにウイルスの感染拡大とそれが引き起こす病気との戦いに奔走することになりました。
ほとんどの場合、症状は軽度ですが、一部の人々にとっては死に至る病になっています。

適切な予防措置を講じるためにも、ウイルスが体をどのように攻撃するのか、なぜ死に至る人々がいるのか、理解しましょう。

□ 潜伏期間

潜伏期間とは、言い換えると新型コロナウイルスが感染した人の体内で自分の存在を確立する期間です。
ウイルスはあなたの体を構成している細胞の中に入り込み、そこを乗っ取ることで感染を完成させます。

正式にCovid-19と名付けられた新型コロナウイルスは、誰かが近くで咳をした直後あなたが吸い込んでしまう、あるいはウイルスに汚染された表面をあなたが手で触り、その手で自分の顔に触れることによって体内に侵入します。

新型コロナウイルスは最初に喉、気道、肺の内側の細胞に感染し、その場所を「コロナウイルス生産工場」に変えてしまいます。
そこで増殖し、さらに多くの細胞に感染を続ける膨大な数の新しいウイルスを吐き出すことになるのです。

しかしこの初期段階ではあなたはまだ本格的に症状を発症しません。
中にはそのまま罹患せずに終わる人もいます。

潜伏期間、感染してから最初の症状が現れるまでの時間は大きく異なりますが、平均で5日間です。



□ 症状が軽い場合

新型コロナウイルスCovid-19は10人中8人にとっては軽度の感染症であり、主な症状は発熱と咳です。

体の痛み、のどの痛み、頭痛はすべて可能性がありますが、必ずというわけではありません。

発熱、および吐き気などの症状が出るのは、あなたの免疫系が感染に反応した結果です。
ウイルスを敵対的な侵入者として認識し、サイトカインと呼ばれる化学物質を放出することで、体内で問題が発生したことをあなたに認識させようとしているのです。

こうした働きによって免疫系を活動させますが、同時に身体の痛み、痛み、発熱も引き起こすことになります。

コロナウイルスの咳は最初は乾いたものであり(むせかえるような感じはありません)、その原因はウイルスに感染した細胞の刺激によるものです。

もっとも症状が進んだ段階で咳き込み、吐いてしまう人がいますが、これはウイルスによって死んだ肺細胞を含んだベトベトした粘液が出てきます。

こうした症状を治療するには安静、大量の水分、パラセタモール(英国の鎮痛薬)を使いますが、特に専門病院で治療を受ける必要はありません。
この段階は約1週間続きますが、その過程で免疫系がウイルスを撃退するため、ほとんどの人が回復に向かいます。

ただしCovid-19によってもっと深刻な症状を引き起こす人々もいます。

現時点で症状が進んだ段階で鼻水が止まらなくなるという、風邪とよく似た症状を発症する人々がいることが確認されました。



□ 症状が重い場合

病気が重篤化するのは免疫系がウイルスに過剰反応するケースです。

生体内の他の部分への免疫系の過剰反応は炎症を引き起こしますが、免疫がどの程度の反応を起こすかというのは極めて微妙なバランスの上に成り立っています。
炎症反応が強すぎると、身体全体に二次的な損傷を引き起こす可能性があります。

「新型コロナウイルスは免疫反応のバランスを壊してしまいます。炎症反応が強すぎるのですが、新型コロナウイルスがどのようにしてこうした反応を引き起こすのかはまだ未解明です。」
ロンドンのキングス・カレッジのナタリー・マクダーモット博士がこう語りました。

この炎症が肺で起きると肺炎になります。

口や鼻から侵入した新型コロナウイルスが気管を通り、さらに肺の中の細い細気管支を通り抜けることができた場合、最終的には小さな小さな肺胞に入り込みます。
これは、酸素を血液中に送り込み、二酸化炭素を肺の外に排出する場所ですが、肺炎では小さな嚢が水で満たされ始め、最終的に息切れと呼吸困難を引き起こす可能性があります。

症状の重い患者は呼吸するために人工呼吸器の装着が必要になります。
これまで中国で収集されたデータに基づくと、感染者中約14%の確率でこうした症状を発症することになります。



□ 重症

症例の約6%が重態になると推定されます。
この段階に至ると身体の多くの部分が正常な機能を失い、死に至る危険性が高くなります。
もっとも問題なのは、免疫システムが制御不能に陥り、全身に損傷を引き起こすことです。

血圧が危険なレベルまで低下し、臓器が正常に機能しなくなるか、完全に機能しなくなると、敗血(症)性ショックにつながる可能性があります。

肺ガ広範囲にわたり炎症を起こすことによって引き起こされる急性呼吸促迫[窮迫]症候群は、生き残るために必要十分な酸素を取り入れることを不可能にします。
腎臓は血液を洗浄するのを止め、腸の内膜が損傷する可能性も出てきます。
「このウイルスは非常に広範囲に炎症を引き起こすため、患者は文字通り倒れることになります…そしてそのまま多臓器不全を引き起こす可能性があります。」とバラト・パンカニア博士がこう語りました。
そして、免疫システムがウイルスを抑え込むことができない場合、最終的には体の隅々まで広がってさらに多くの損傷を引き起こす可能性があるのです。

この段階での治療は非常に侵襲的(侵襲とは、「病気」「怪我」だけでなく「手術」「医療処置」のような「生体を傷つけること」のすべてを指す言葉)であり、ECMO(体外式膜型人工肺)が使われる場合もあります。
体外生命維持とも呼ばれる体外膜酸素化は、心臓と肺が生命を維持するのに十分な量のガス交換または灌流を提供できない人に長期の心臓と呼吸の支援を提供する体外技術です。太いチューブを介して体から血液を取り出し、酸素を供給して送り込む人工肺装置を使います。

しかし最終的には体内組織の損傷は致死的レベルに達する可能性があり、そのレベルでは臓器が体を生かし続けることができなくなります。



□ 最初の死亡例

最大限の努力をしたにもかかわらず、一部の患者がどのように死亡したかを医師が説明しています。

中国湖北省武漢市のジンインタン病院で死亡した最初の2人の患者は、ランセット・メディカルジャーナルに掲載された詳しい説明によると、長期の喫煙者であり、肺の機能が低下していたと考えられます。

最初に死亡した61歳の男性は、病院に到着する以前に重度の肺炎を発症していました。

彼は急性呼吸困難であり、人工呼吸器を装着していたにもかかわらず、肺が機能しなくなりその結果心停止に至りました。

この患者は入院してから11日後に死亡しました。

2例目の死亡患者である69歳の男性も、急性呼吸促迫[窮迫]症候群を患っていました。
ECMO(体外式膜型人工肺)に接続されていましたが、これでは十分ではありませんでした。

この患者は血圧が急激に低下した段階で重度の肺炎と敗血症性ショックにより死亡しました。

 

https://www.bbc.com/news/health-51214864

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苦闘・苦悩する東京の医療現場 : 新型コロナウイルス : 医療崩壊の危機(動画)

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所要時間 約 6分

医療現場の態勢整備よりオリンピック開催を優先した安倍政権 : 挙句の結果は

ウイルスの蔓延速度の低下と急激な感染者の増加を食い止めることができていない安倍政権の緊急事態宣言

英国BBC 2020年4月24日

(ページ下のリンクをクリックし、BBCのオリジナルサイトで動画をご覧ください)

最近まで、日本は新型コロナウイルスの蔓延の抑制に成功した事例の1つのはずでした。
2月から3月の初期の段階では、日本は集団発生を抑制し、感染者数を数百人に抑えることに成功しました。

しかし現在、首都東京では3,500件以上の感染例が確認され、深刻な感染拡大が進行しています。
日本全体では12,000件以上の感染事例が報告されています。

安倍首相による2週間前の緊急事態宣言について東京の医師たちは、ウイルスの蔓延速度の抑制に効果がなく、医療体制を崩壊に追い込むほど急激な感染者の増加を食い止めることができていないと述べています。

神奈川県川崎市にある聖マリアンナ大学医学部病院では患者の急増に備え、10日前に急遽新型コロナ医療チームを編成しました。ルパート・ウィングフィールド・ヘイズとBBCの東京チームが内部取材を行いました。



※以下は動画内のコメント

『今や東京都内では新型コロナウイルスへの感染が急増しています。
「こうした患者さんたちを私たちが受け入れなければ、死亡してしまう恐れもあります。」
「この場所は2週間前まで壁の向こう側に集中治療室がある普通のナース・ステーションでした。
しかし現在はご覧の通りすっかり様変わりしています。大型モニターとコンピュータ用モニターが運びこまれ、患者一人ひとりの状態がそのモニターに映し出されています。
これは新型コロナウイルス専従チームのメンバーが実際に患者と接することがなくても、患者の状態をこの場所に止まったまま確認するためのアイディアです。
医療チームメンバーはこの場所に止まったまま、患者とコミュニケーションをとることができます。
患者は可能な限り少人数の医療スタッフと接することになります。

こうした態勢をとらざるをえない背景には医療機器の不足があります。
ここでは防護服も防護用品も不足しています。
そのためこの壁の向こう側の集中治療室にいる患者と医療スタッフが直接接する機会をできるだけ減らそうとしているのです。

新型コロナウイルス感染患者専用ベッドは15床用意されていますが、すでに11床が使われています。
入院患者の多くは40代から50代の人々です。
彼らは新型コロナウイルスCovid-19によって深刻な状態にあります。

聖マリアンナ大学医学部病院の藤田医師がこう語りました。
「Covid-19によって深刻な状態になってしまうと、患者は2〜3週間は管につながれたまま入院しなければなりません。それが現実です。」

日本には150万床分の入院施設があります。
しかしそのうち新型コロナウイルスCovid-19患者専用に使えるのはごくわずかしかありません。



病院の壁にはすべての診療科目が掲示されています。
内科、循環器科、腎臓病その他があります。
これらは日本の病院にとって馴染みのある診療科目です。

しかし伝染病専門の部門はありません。
日本では伝染病はその専門の病院で扱うことになっています。

そのためこの聖マリアンナ大学医学部病院では、臨時に設置された新型コロナウイルス専門治療エリアにいて、臨時に陰圧式人工呼吸器の専門家として働いています。



私が今いるのはグリーンゾーン、すなわち安全地帯です。
このイエローゾーンは気圧調節されています。
右奥に見えるのは2人目の医師です。
ここが専門の集中治療室への入り口です。
これらは全て文字通り2〜3週間で急造されたものです。

藤田医師がこう語りました。
「集中治療室にいるメンバーにかかる精神的重圧は並大抵のものではありません。」
「なぜなら彼らは直接患者と接しなければならないからです。たとえ完全な防護装置を身につけていても、新型コロナウイルスに感染する危険は無くなりません。ですから本当に、ものすごくストレスがかかる仕事なのです。」


「私たちから皆さんにお願いしたいことがあります。このような状況のもとで働いている医療従事者には国民の皆さんの助けが必要です。他人との接触機会をできる限り減らしてください。」』

https://www.bbc.com/news/av/world-asia-52400084/coronavirus-tokyo-hospitals-trying-to-stay-ahead

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3月、ダイヤモンドプリンセス船内の危機がどんどん深刻になっていった頃、新型コロナウイルスの危険性について徹底的に啓蒙活動を行なっていれば、今日これほどの危機には発展していなかっただろうと思うと何ともやりきれません。

その頃、日本政府すなわち安倍政権が一番強調していたのは『東京2020オリンピックは予定通り開催する。大丈夫!』ということでした。

真っ先にまず何に取り組まなければならないか、そのことに一国の首相と閣僚が蒙昧であることのツケを払うのは本人たちではなく、私たち国民なのです。

世界のパンデミックの今・ビジュアルガイド:新型コロナウイルス

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所要時間 約 12分

全世界の感染者のうち、回復したのは159,000人、死亡したのは36,200人以上

「感染拡大の急加速」米国は世界の中で次のパンデミックの震源地になる可能性がある



英国BBC 2020年3月30日

コロナウイルスは世界中に急速に広がり、177か国以上に感染が拡大し、これまで36,200人以上の命を奪いました。
世界中で755,500件を超える感染が確認され、実際に症状を発症したのは561,000人に上ります。
回復したのは159,000人です。

グラフ上 : ジョンズ・ホプキンス大学の3月30日時点の集計 / 世界の感染拡大

 

グラフ上 : ジョンズ・ホプキンス大学の4月1日時点の集計 / 世界の感染拡大



 

米国では中国を含めた他のどの国よりも多くの症例が確認されました。
ヨーロッパでも感染が急拡大しています。

この一連のマップとチャートは、何が起こっているかを視覚的に理解するためのものです。
世界的なパンデミックは拡大を続けています

このウイルスは多くの国で急速に広まっています。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計によれば、米国は3月26日時点で、感染者数がウイルスの発生源となった中国を追い抜きました。
しかし新型コロナウイルスの実際の患者数は、軽度の症状を持つ人の多くがウイルス検査を受けていないと考えられ、はるかに多いと考えられています。

表 : 世界各国の感染者数と死亡者数。3月30日現在。



このウイルスは2019年12月に中国で発生し、同国内で約3,300人が感染により死亡しました。
ただし現在ではイタリアとスペインの両方で死亡者数がそれよりも大幅に増えています。

コロナウイルスの集団発生は、3月11日に世界保健機関(WHO)によって世界的なパンデミックと宣言されました。
これは、感染症が世界中の多くの地域で人から人への伝染が同時に発生していることが確認されたことを意味します。

WHOは世界中で最初の10万人の感染者が確認されるまでに3か月以上かかったと述べましたが、20万人に到達するまでに12日間、30万人に到達するまでは4日間、40万人には3日間、さらに70万人には5日間しかかかりませんでした。

発生源の中国は現在、新型コロナウイルスの感染拡大をほぼ完全に止めており、当局はアウトブレイクが始まった湖北省の都市である武漢市へのアクセスが許可されるようになりました。
2か月以上に渡り隔離された後、人々は電車で武漢市内に入ることが許可されましたが、出ることは許されていません。

韓国でも過去2週間で症例数が減少し、4月には学校が再開されねことが期待されています。

イタリア、スペイン、アメリカのような他の国々は、ウイルスの感染拡大を抑え込もうという取り組みを続けており、依然として対策を強化しています。

グラフ : 今、世界のどこで感染者数拡大が激化しているか



世界中の政府が航空機による行き来を停止させ、都市を封鎖し、人々に自宅にとどまるように促しました。

インドとサウジアラビアはすでに厳格な封鎖を開始していますが、ヨーロッパ全体で同様の移動制限が導入されました。

▽ 感染拡大の抑止に苦悩するヨーロッパ

欧州諸国は感染と死亡の急増を経験しており、この地域は危機の新たな震源地となっています。

イタリアの症例数は101,700を超え、他のヨーロッパの3か国、スペイン、ドイツ、フランスの症例数はすでに40,000を超えています。

英国、スイス、オランダ、ベルギー各国の感染者数は、それぞれ1万人を超えました。

2週間前に緊急事態を宣言したスペイン政府は、重要度の低い労働者にさらに2週間自宅を出ないように指示するロックダウンを強化しました。
スペインでは新型コロナウイルスへの感染によりすでに7,340人を超える死者が出ています。

グラフ : ヨーロッパの感染拡大



イタリアが中国の感染者数を超過して以降、毎日の死者の数は厳しいものになりました。
3月30日月曜日、イタリアは24時間で812人の死者を記録し、合計は11,590人を超えました。
死者の大部分はミラノ市を含むロンバルディア北部地域で発生しています。
直接確認は取れていませんが、ミラノ市内の病院は医療崩壊寸前にあり、引退した医師や看護師に対し現場に戻るように求められています。
3月12日以降、国の機能は停止(ロックダウン)し、ほぼすべてのショップ、バー、美容院、レストラン、カフェが閉鎖されました。

イタリア国内の死亡者数の推移・3月30日現在



▽ ヨーロッパ各国の首都は閉鎖にどのように対処していますか?

ドイツでは、これまでに約64,000件の感染が確認され、560人を超える死者が出ています。
アンゲラ・メルケル首相も感染した医師と接する機会があり、自分自身を隔離することを余儀なくされました。

英国では堪忍されただけで感染例は22,140人を超え、少なくとも1,408人が死亡しています。
自身がウイルスに陽性反応を示したボリス・ジョンソン首相は3月23日に自己隔離を発表するとともに、不必要な感染を防ぐため国民にできるだけ外出しないよう要請しました。

ロシアのプーチン大統領は当国内で1,800件の感染が確認された後、新型コロナウイルスの蔓延を遅らせることを目的とする「非稼働週間」の実施を呼びかけました。

世界の主要都市の旅行者が激減



▽ 米国で急拡大する感染

WHOは「感染拡大の急加速」している状況を考えると、米国は世界の中で次のパンデミックの震源地になる可能性があると述べています。

ニューヨークが感染爆発の中心になり、他のどの州よりも多くの感染例が確認されています。
ドナルド・トランプ米大統領は、人と人との間で一定の距離を保つようにするなどの連邦政府の新型コロナウイルスのガイドラインは、米国全土で少なくとも4月30日まで延長して適用すると語りました。
彼は以前、4月中旬には解決のめどが立つだろうと語っていました。

知事がルイジアナ州最大の都市であるニューオーリンズで4月2日までに人工呼吸装置が底を尽き、同7日までに入院施設がなくなる可能性があることを警告したことで、南部にある同州が別のホットスポットになる懸念が強まっています。

全国的な対策としては、必要不可欠ではない旅行、仕事に出かけること、そしてレストランやバーでの飲食をやめることを続けなければならないことを意味します。
集会などは10人以下のグループに限定されています。



ただし一部の状況が非常に悪い州では、より厳しい制限が数百万の人々に適用されます。

最新のデータによれば経済的影響も深刻で、仕事を持たない人々の数は過去最高のほぼ330万人に急増しています。
以前は1982年に失業者の数が695,000人を記録した際でした。

トランプ大統領は、ゼネラル・モーターズにコロナウイルス患者用の人工呼吸器を作るよう命じ、大統領が企業に国防用の製品を作るよう強制することを可能にする朝鮮戦争時代の戦時法である防衛生産法を発動させました。
トランプ大統領はアメリカ人の命を救うには行動することが必要だと語っています。

https://www.bbc.com/news/world-51235105

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意見記事:コロナウイルス危機対応を完全に誤ったドナルド・トランプ

写真 : アメリカ海軍の病院船コンフォート号の前で演説するドナルド・トランプ



 

アレクサンドラ・フォン・ナーメン / ドイチェ・ヴェレ 2020年3月31日

リーダーシップのかけらも思いやりのかけらもない—アメリカはドナルド・トランプの極めて粗末な危機管理の下で危機的状況に陥りました。
それにもかかわらず、アメリカ人は今年11月にトランプの再選を許す可能性がある、こう語るのはドイチェ・ヴェレのアレクサンドラ・フォン・ナーメンです。

ほぼ毎日行われるドナルド・トランプの新型コロナウイルスに関する記者会見は、自信と決断力を誇示することを目的としています。
しかし、今後どうなるのか、そして現在の事実関係を明確にして欲しいと考える人々にとっては、トランプの発言は聞くに堪えないものです。
会見の席上、アメリカ大統領はしばしば真実を偽り、あからさまに嘘を広め、詳細な質問をしようとする記者を攻撃しています。
彼の発言な威容は矛盾しており、彼の危機管理は今後多くのアメリカ人の命を犠牲にする可能性があります。

1月に米国の諜報機関が新型コロナウイルスについて警告しましたが、トランプはこの警告を軽くあしらいました。
ウイルス検査は実施されないまま感染が拡大し、その事実が明らかになると、今度はアメリカ政府はすべてを制御下に置いていると国民の前で誓いました。

そしてトランプは今、自分を目に見えない敵と戦う「戦時大統領」だと宣言したのです。
しかし、危機の中で勇気と決断力を発揮して行動し、不安な国民を安心させているのはトランプではなく、米国の新型コロナウイルス危機の策源地となっている民主党のアンドリュー・クオモニューヨーク州知事です。

https://www.dw.com/en/opinion-donald-trump-fails-in-coronavirus-crisis/a-52958890

上記BBCのオリジナルサイトで、『中国以外の場所の感染拡大の時系列での動き』というインタラクティブ・グラフ(アニメーション・グラフ)をご覧いただけます。

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ほんとうの「今」を知りたくて、アメリカCNN、NBC、ABC、CBS、英国BBC、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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