【 福島第一原発の海洋汚染・英国メディアはどう伝えたか? 】

〈 イギリスのメディアはどう伝えたか? 〉

ザ・インデペンダント 12月5日

日本の制御不能に陥っている福島第一原発の浄化装置から高濃度に汚染された約45トンの水が漏れ出し、一部が海洋中に流れ込んだ恐れがある、と東京電力が発表しました。

この漏出の事実は、津波によって破壊された福島第一原発の冷温停止を年末までに実現する、としている東京電力が、さらに難しい局面に追い込まれてしまったことを意味します。
汚染された水たまりが12月4日の日中、浄化装置近くで確認された、と東京電力がウェブサイトの中の声明で明らかにしました。

浄化装置を停止した後、漏出はいったん止まったかに見えました。
しかしその後、作業員がコンクリートの擁壁にひび割れを発見、そこから海につながっている側溝に汚染水が漏れ出していました。
ひび割れが土嚢でふさがれるまでに、約300リットルの汚染水が漏れ出したものとみられています。
現在東京電力がどれほどの量が海の近くまで漏れ出したのか、確認作業を行っています。

3月11日の福島第一原発の事故以後の数週間、汚染水が太平洋に流れ込んだことは、沿岸部の魚介類への汚染問題へとつながりました。

浄化装置の周囲にたまっている汚染水は日曜日に計測した結果、1リットルあたり16,000ベクレルのセシウム134、29,000ベクレルのセシウム137に汚染されている、と東京電力が発表しました。
この値は政府が決めた安全基準のそれぞれ、270倍、322倍という高さである、と東京の原子力資料情報室が公表しました(http://cnic.jp/)。

セシウム137は 数十年間環境に留まり続け、ガンを引き起こす放射線を発し続けるため、危険な存在です。
セシウム134の半減期がおよそ2年であるのに対し、セシウム137の半減期はおよそ30年です。
東京電力は原子炉の冷却作業に使った水の除染を行うため、浄化装置を使用しています。
3月11日津波によって原子炉の冷却装 置が停止し、3基の原子炉の炉心がほぼ完全なメルトダウンを引き起こしました。

Radioactive water leaks from Japanese nuclear plant

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この報道は昨日、すでにニューヨーク・タイムズの記事をご紹介しましたが、「検証を重ねる」意味でイギリスの新聞記事もご紹介します。
一つの事実について、複数の報道をご紹介することで、福島第一原発の事故の真実に近づくことができる、と考えています。
そうすることで、原子力発電の危険性、非経済性もまた、明らかになるのではないでしょうか?

そして今日は12月8日、真珠湾攻撃から70年の日だったのですね。
アメリカのメディアは今日こぞって、この日のことを取り上げていました。
私たち戦後生まれの日本人は生まれた時点で、「やった側」の人間になっています。
しかし「やられた側」の人々の認識についても理解しておけば、以後私たちは戦争などという手段を用いずに国際問題を解決して行けると思うのです。

今年のアメリカ側の式典にあったのも日本に対しての何事かではなく、戦争という悲劇に対する思いの方が強かったようです。

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【 真珠湾犠牲者の遺族、70年後の願い 】

アメリカABCニュース 12月7日(日本時間8日)

真珠湾攻撃の犠牲になったと思われる人々の遺族にとって、いつの日か遺体の確認が行われ、葬られるべき場所でやすらかな眠りにつかせることが、この70年間の願いでした。

しかしすでにボストン・グローブが報道していますが、これまで『身元不明者』として納骨箱に入れられ、埋葬された74,000人の中から、海軍のエンジニアだったユージン・ケラー・エバーハルトの遺族は、DNAテストによって彼を探し出すことができるようになる、ということを知らされたのです。

マサチューセッツ州ロックポートに住むエバーハルトの姪、ジョーン・ロバーツは遺品の確認を行い、身元判別に協力してもらえるよう、テキサスにある海軍犠牲者・捕虜・戦闘中行方不明者合同調査機関の支部から電話連絡があった、と同紙に語りました。

また、科学者のディー・ディー・キングは、ユージンの兄で今年現在107歳になるジョージに連絡しました。

遺族は期待をふくらませています。
しかし、他の不明者の確認作業にも取り組んでいる人類学者である科学調査担当者は、分析過程が非常に難しく、 数年を要する可能性がある、と語りました。
海軍犠牲者・捕虜・戦闘中行方不明者合同調査機関・中央研究所の人類学者のグレッグ・バーグは、不明者の遺骨は何人もの他人の遺骨と混じり合っている、と話します。
2003年にこの組織が本格的に活動を 開始して以降、身元が判明したのはたった5人だけなのです。

しかし、バーグはまだ楽観的です。
「遺骨が混じり合っている問題は、解決できないわけではないのです。私たちは一つ一つのケースについて、解決に導くだけの能力を持っている、そう自信があります。」
彼は電子メールの中でこう述べました。
ウェブサイトで合同調査機関は、不明者の1,000個 の納骨箱のうちの2割が第二次世界大戦にかかわりのあるものだと、語っています。
しかし、個々の納骨箱の中身は混じり合い、一つに4,5名分の遺骨が入っており、一人の遺骨が複数の納骨箱にばらばらに入っている、とも語ります。

合同調査機関は、年月を経た遺骨の確認作業に、普通はミトコンドリアDNAを利用します。
ミトコンドリアDNAは、母親から子供たちへと受け継がれていきます。
ミトコンドリアDNAは長い間生き残り、母系遺伝の中で生き続けます。

一方、核DNAは 細胞の核で見つかって、両親から受け継がれます。
核DNAは識別手段として、より信頼性が高い場合があります。
しかし、核DNAの分解速度は早く、特定の環境状況で生き残ることができません。
このため、識別に必要なだけの十分な量のDNAが 残されることはほとんどありません。

家族が待っている間、ジョージ・エバーハルトは大切な弟を家族の墓に、一緒に埋葬できる日を夢見ています。
そして弟に向かい、「おかえり…」と言える日が来るまで、生きていたいと願っています。
「私は、楽観主義者です」と、彼は言いました。
「私は120歳 まで生きれるかもしれない、そんな気がするんですよ。」

Decades Later, Hope for Pearl Harbor Victim’s Family
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